2009年11月の記事一覧

入居前クリーニング

お引越しの2か月前に問い合わせをいただきました。築40年のアパートで,3年前にリフォーム15坪ほど。

築年数の古い物件は,たとえばモザイクのタイルなど手がかかっても見栄えがあまり変わらない場所や,外れない・洗いにくいサッシ,収納の内部などハウスクリーニング泣かせの場合があります。

リフォームがどの程度なのかにもよるのですが,下見できない場合は消極的なお返事をしてしまします。「あまりきれいにならないかもしれません」というような。

その後の連絡で,水周りがリフォームされていることが分かり,和室2部屋とLDKということで何とかなりそうだと感じ始めました。ただキッチンのレンジフードの下のステンレスが傷だらけなので研磨してほしいとのご要望。うーん。難しいです。

レンジフードの下のステンレスはたいてい光沢のある仕上がりになっています。着いた油が落としやすいようにという発想なのだと思います。確かに油が飛んですぐであれば,ぬれたふきんで落とせます。・・・ところが1カ月,半年,3年と落とされなかった油は酸化して硬くなり,強力なマジックリンを原液で使っても落とせません。

落とせないというのはマジックリンが弱いのではなく,洗浄成分を効かせる時間や温度が足りないのですが,退去するにあたってそんなに時間をかけてお掃除できるはずがありません。スポンジについたナイロンでこすり,スチールウールでこすり,まだ足りないとステンレスたわしでこすり,最後はスプーンなんか使います。

平面部分の油汚れは落とせましたが,きれいだったステンレスは傷だらけになり,ガス栓や四隅の手が入りにくい場所に茶色い油の残骸が残り,ガスレンジの下は斑点状の錆というお決まりのパターンになります。

 

なんだか話がそれました。

「当店はステンレス研磨再生はやっておりませんが,ある程度目立たなくすることはできます」。とお返事しました。しばらくして,「いろいろ検討しましたがお願いします」ということになりました。

当日お会いすると,ご結婚されて家族用の社宅に入居が決まったとのことです。女性の目線で考えると当然キッチン,浴室,トイレ(ウォシュレット)が気になるでしょうね。

キッチンは,リン酸系洗剤を要所に塗り,浴室から作業を始めました。浴室も床がちょっと心配。他は白い水あかです。こういう場合は乾いている床から始めます。面倒ですが,結果をみるために拭いて乾かしてダメならもう一度洗うという手順です。フッ化物は使わずに落とせました。

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キッチンはシンク前の壁面なども相当水あかが出ていましたし,レンジフード下の壁面は確かに傷だらけです。スポンジペーパーでやさしくヘアライン方向にこすります。スポンジペーパーでこすると,傷がなくなるまでこすらない場合でも傷が目立たなくなり光沢が出てきます。シンク中心になっていますがこんな感じになりました。写真より,実際の仕上がりのほうが良いと思います。

sink091116.jpg

 

奥さんはいらっしゃいませんでしたが,お客さんはきれいになったと喜んでくれました。もう日が落ちていましたが「ガラスがきれいだ」とも。ガラス関係は弟がやっていますので,後で伝えておきました。

今回はご近所の現場で,12月には毎年来る向かいにあるお宅のガラスと床のクリーニングに入ります。今後ともご近所で当店のクリーニングとサービスを拡大して参りたいと思います。

 

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エアコンクリーニング高崎

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2009年11月17日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:思い