研磨に参入
リピートオーダーのお客様が「とってもいいよ」と紹介してくださったとのことで,年末のお掃除をご注文いただきました。マンション最上階,玄関からリビングまで石張りのお宅。
当店メニュー1日オーダーメイドで,窓ガラス,2か所のバルコニー洗い,浴室,玄関床のつや出しというメニューです。
リビング窓ガラスは南向きで中央のはめ込みガラスの両側にスライドガラスがあるタイプ。バルコニーにも水道がありお客さまも床のタイルを洗っていた様子です。
こういうケースでは,ガラスのウロコが気になります。バルコニーを洗う時にはねた水道水がそのまま乾くと雨水とは違い,短期間でガラスにウロコ状の跡を作るのです。これはどんな場所でも同じです。車の窓ガラスもそうです。水道水がガラスに当たったら,必ずふき取るかワイパー状の道具で拭き落してください。
この件は築年数3年ほどということもあり,グラスターポリッシュでちょっと磨いただけで問題なくクリアーしました。
問題は玄関の石張りです。人造大理石(この場合はテラゾー)が使われていました。大理石の粒を充填剤で埋めたもので,大理石と同じように豪華な仕上がりになりますが,比較的やわらかく傷つきやすいです。あるサイトでは人の爪より少し硬いぐらいと説明してましたが,そう考えるとイメージしやすいでしょう。
小学生のころだったか,テラゾーを塗って成形したアーチを砥石でこすった覚えがあります。その時はこんな硬いもの研いだって変わるわけないと思っていましたが,ちゃんとやれば今頃人生が変わっていたかもしれません。
今なら大理石用のダイヤモンドパッド4種類を持っているので,ミニサンダーを使って磨きます。ただしまだ自分としてはこの技術は「参入した」のレベルです。
番手の粗いものほど時間をかけて使うこと,たっぷり散水し,水の膜を意識して研ぐこと,番手が細かくなるほど広い範囲を磨くことなどを心がけます。個人的にはあまりサンダーを押し付けないようにしています。
見た感じよりつやが出たように映っている気がします。見た目にも「光ったな!」と思えるように研磨の技術を向上させたいと思います。
ハウスクリーナーの中にも研磨再生の得意なマニア(失礼!がいるんです。研磨のいいところは洗剤を使わない(あるいは弱い洗剤だけで良い)こと,仕上がりの美しいこと。これもハウスクリーニングの一つの方向性です。
当店の公開中サイトは
2009年12月21日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:道具