床のクリーニング Pタイルとフロア材
マンション1階部分のオーナーさんからのご依頼。年に何度か声をかけていただきます。
1階はテナント専用フロアになっていて,共用廊下があり,ほぼ1年前にPタイル部分は剥離洗浄ワックス仕上げでした。土足歩行ですからどれくらいもつかと思いましたが,1年経ちました。かなりヒールマークなど汚れが目立つようになりました。
今回は念入りに洗浄し,ワックスを2回塗って仕上げました。キレイに仕上がったと思います。
普段ハウスクリーニングで住宅内の床ばかり洗っていると,約90平米の床のクリーニングは気が遠くなるというのは大げさですが,「広いなー」と感じます。
今回ポリッシャーに使ったのはペンギンで出しているコンポジットパッド・シルバーです。ワックスの表面の汚れを削る力があり,同時に平滑に磨く効果があるそうです。洗剤はエコクリーンα(リモネン+ポリオキシエチレンアルキルエーテル)にオーブテックの光沢復元剤を添加してみました。光沢復元剤の効果はなぞですが,パッドは良い選択だったと思います。
洗剤で洗浄,バキューム,清水散布,バキュームで洗いあがりはこんな感じです。
なんでもそうですが,保護剤を塗る前の段階の仕上がりが重要です。汚れが取れて表面がむらのない渋いマット仕上げになっていなければなりません。
テナントさんが出社される前にワックスを乾燥させることができて良かったです。Fさま,たびたびのご用命ありがとうございます。
ときどきお客さんに聞かれます。「清水さんの家はいつもきれいなんでしょうね」。そんなことはありません。現実をお見せします。
「この床何とかならない?」とうとう妻に言われてしまいました。キッチンの床がひどいことになっています。作業前の写真は,剥離中とかではありません。多少洗剤とか使って水ぶきしてもこの状態なのです。
結局,中性増粘剥離剤+ストリッパー添加で剥離し,下地剤+多用途ワックス2回+バフィングで仕上げました。
収納扉が汚れていて恥ずかしいです。写真では分かりにくいですが,床はとても明るくなりました。3歳の息子も「床が違う」といいました。妻も喜び,「色が濃くなった」といいます。そうかなあ。印象って人それぞれですね。
子供がいて常時食べこぼしのある状況でどれくらいもつかまた実験が始まります。次回は剥離でなく洗浄で何とかしてみようと思います。
今見ていただければ「やっぱりお掃除やさんの家はきれいなのね」といってもらえます。
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2010年9月30日|コメント (0)|トラックバック (0)
UTF-8に対応したメールフォームCGI
ハウスクリーニングについての記事ではありませんが,ホームページを作成する上での役立つ情報だと思うので書き留めます。備忘録的意味合いもあります。この素晴らしいCGIプログラムを作成し無料で公開されている和田さんへの感謝も関係しています。
今までホームページで使う魔法の言葉HTMLはShift-JISという文字コードでした。しかし,ただいま作成中の賢威テンプレートはUTF-8という文字コードが使われています。UTF-8を使うのは世界的な流れのようです。
文字コードの変更に伴い,今まで何の問題もなかったメールフォームが使えなくなってしまいました。僕が使っているメールフォームにはCGIというプログラムが使われているのですが,HTMLとCGIの文字コードの違いのために正常に動作しなくなってしまうのです。
文字コードの違いがあってもちょっと手を加えて動かす方法もあるようですが,面倒ですし,将来性がありません。
探してみるとわかりますが,「メールフォーム用のCGIプログラム」はたくさんあります。ですがUTF-8で使えて,高機能で,カスタマイズしやすく,デザインも美しく,洗練されたユーザビリティが感じられ,さらに無料で著作権表示さえ求めないものはこれしかありません。
このプログラムを使ったメールフォームを賢威5のXHTML2カラムに組み込みました。
もともと水色のデザインのHTMLテンプレートなので,mailformpro2のデフォルトがそのまま使えました。もっとも淡い色合いなので,どのサイトでも使いやすいと思います。
では,作業過程を書いてみます。
まずプログラムをダウンロードして解凍します。解凍されたフォルダには4つのフォルダとたくさんのファイルがありますが,作業は比較的簡単です。
フォルダの中身です。
まず最初に取扱い説明書のPDFファイルを読みましょう。7から9ページでかなりのことがわかります。非常に参考になります。FFFTPの設定一つでアップロードしたファイルの属性変更の手間が一切要らなくなります。おお素晴らしい。
ここで作業の大まかな流れをつかんだら,フォームを組み込むHTMLについての作業に取り掛かります。
賢威5XHTML2カラムの場合,テンプレートにはcontactというフォルダにindex.htmlがあり,これに埋め込みます。このファイルに埋め込めば,サイト全体の「お問い合わせ」のリンク先になっているのであっという間に体裁が整います。
テキストエディタは,好みもあると思いますが,今はいろいろな文字コードに対応しており,CGIのテキストも書き換えられるCrescent Eveを使います。TeraPadも有名です。くれぐれもメモ帳で扱わないようにしてください。
テキストエディタで2つのファイルを開きます。一つがダウンロードしたmailformpro2の中にあるexample.htmlでコピー元,もうひとつが賢威のcontactフォルダ内のindex.htmlで貼り付け先です。
2つの文字列をコピーペーストすればよいので簡単です。(行数はバージョンアップで変わる可能性がありますので,あくまで参考までに)
コピー元16から23行目「メールフォームプロ・参照ファイル」のコメント内を貼り付け先の</head>内へ。すぐ上がわかりやすいでしょう。
コピー元39から237行目「メールフォームプロ本体」のコメント内を<div class="contents">から</div>の内側へ。メインコンテンツの最初の見出しの後が最適だと思います。コピー元には「メールフォーム本体」の上にも何行かありますが,こちらは上達してからでいいと思います。
貼り付けた「メールフォーム本体」は,自分のサイトの内容に合わせて変更する必要がありますが,それは後でごゆっくりどうぞ。とりあえずプログラムが動くかどうかを先に確認しましょう。
コピー元のexample.htmlは閉じます。
貼り付けが終わったindex.htmlはいったん上書き保存します。こうしてフォームの埋め込まれたindex.htmlが完成しました。
その後,テキストエディタで開いたままのindex.htmlを使ってもう一つのファイルを作ります。
先ほど貼り付けた部分「メールフォーム本体」をすべて削除します。その空いた場所にmailformpro2内のthanks.htmlのテキスト27行目の<script>~</script>のたった1行をコピーペーストします。名前を付けて保存を選び,thanks.htmlとしてcontactフォルダ内に保存します。これで賢威contactフォルダ内にindex.htmlとthanks.htmlが出来上がります。
コピー元のthanks.htmlを閉じます。thanks.htmlはメールフォームから送信後にお客さまに感謝の意を表するページですので,表示される「受け付けました」以外に文章を加えることになりますが,それはまた後ほどゆっくりとどうぞ。
いよいよCGIプログラムの設定です。
mailformpro2内のmailformproフォルダ内のconfig.cgiをテキストエディタで開きます。大体見ればわかりますが,メールの届け先,送信元の署名欄,機能のオンオフなどを自分のサイト用に変更していきます。わからない場合は取説PDFを参考にします。サーバーによってはperlとsendmailのパスを変更する必要があるかもしれませんが,Xサーバーではデフォルトで問題ありませんでした。設定が終わったら上書き保存します。
いよいよアップロードです。この機会に,FFFTPのアップロード時に自動でcgiを755,datを777のパーミッションになるよう設定してください。
賢威のHTMLがアップロード済みであれば,contactフォルダ内に今作ったindex.htmlとthanks.htmlを上書きアップロードします。さらに同じフォルダ内にmailformpro2内の4つのフォルダをアップします。
サーバー上のcontactフォルダ内にcommons,images,mailformpro,postcodesというフォルダ,index.htmlとthanks.htmlがあればたぶん完璧です。
ブラウザでアップ先ドメイン/contact/にアクセスしてみてください。CGIチェックにはアップ先ドメイン/contact/mailformpro/check.cgiも準備されています。このメールフォームの快適な使い心地と美しいデザインにあなたも感激されることでしょう。和田さんありがとう。
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2010年9月22日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:その他
ノクリア2005年製
下火になったエアコンクリーニングのご依頼,今回は午前中にお電話をいただいて午後伺いました。家庭用壁掛け型で,お掃除機能などが付いていないということで12,000円のお見積もり。
対面したのはジャーン!富士通フラッグシップモデルのエアコンnocria
もちろん自動お掃除機能つきです。「料金は20,000円で時間も3時間以上かかります...」。お電話を下さったのはご主人で,買ったとき高かったのは覚えていたけれど,お掃除機能つきだ意識しておられなかったのです。
自分の家のエアコンがお掃除ロボット付きだと意識していない...,これは珍しいことではありません。ですが,クリーニングする私どもにとっては違いは大きいのです。料金も高いので,説明書などを見てご確認いただければ幸いです。
実際に分解してみて,思ったよりわかりやすかったです。お掃除機能については,ロボット部分がビス2本で簡単に外せます。コツがいるのは化粧板下部でしょうか。この部分だけ独立していて,奥は大きな爪で据え付け板に固定しており,両側もしっかり爪で固定しています。外すのも組むのもコツが要ります。
でもやっぱり富士通はいいです。ドレンパンごとファンとモーターがが下せます。見事に熱交換器のみになりました。かなり汚れています。お掃除前後4枚をまとめて。
一つ勉強になったのは,熱交換器だけになると左下がりになることです。あまりに傾斜があるので「水漏れしませんでしたか?」と聞いてしまったほど。ですがこれは組み立てると自然に修正されます。
今回は濃いめのピアと,植物由来クリーナーで念入りに洗いました。熱交換器上部は紫色のコーティングが施されています。外したパーツは弟が外でニイタカブリーチで洗います。パーツは劇的にきれいになるので,お客さんは喜ばれますね。
洗浄廃水も汚れを物語っています。熱交換器の汚れの程度は普通のエアコンより重い気がします。右はクリーニング後の試運転。
組み立ててお掃除機能を試すと,フィルターが出てくるときにガタガタと異常な音と動きがあります。焦りました。奥さんが,元からそうだったと言ってくださり,心の冷や汗が乾きました。フィルターが出てくるときに引っ張るなどしたら,それ以来音が出るようになったそうです。
自動お掃除機能も事前チェックが必要ですね。
今回は3時間15分。しっかり洗えたので満足です。Sさま,長い時間お待たせしました。冷たいお茶やコーヒーもごちそうさまでした。
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2010年9月11日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
フローリングの剥離+ワックスバフィング
ご入居前にクリーニングをさせていただいたお客様。リビングのワックスがハゲハゲになってしまい,何とかしてほしいというご連絡をいただきました。お話の様子では,剥げた部分は床材が出ているようです。「ワックスを塗らないほうがよかった」とさえ感じておられる様子。
最初のクリーニングの時点で,マンション未入居物件の購入ということで,新築美装とは違い,すでにワックスが塗られていました。当店も美観の向上と床材保護を考えてワックスを塗りました。
下見に伺うと,椅子の足に貼ってあったフェルト(あるいはゴム)が取れてしまい,粘着剤が直接ワックスに接触して穴(部分的に剥げる)ができた。それを目立たなくしようとしてメラミンでこすったら穴が拡大した・・・ということのようです。その付近でセロハンテープによる密着試験をしましたが,これは問題ありませんでした。
しかしキッチン足元などは水分+素足で穴ができています。密着不良の症状です。
溶剤や水分が絡むとスパッと剥げてしまうのでしょう。
こうして穴ができている場合は,その上にワックスを塗っても光沢が均一にならないのできれいになった気がしません。穴のあいた箇所が少なければ,フローリングの目に沿って部分的に剥離して修正は可能です。
しかしこのケースは,キッチンの足元が剥げているわけですから,きちんと下地剤を入れる必要があると考えました。全面剥離と,下地剤+水に強く磨きなおせるワックスを提案しました。大型テレビの前は全体に敷物を使っていらっしゃるので,それ以外のリビング全体とキッチン,玄関からリビングまでの廊下を剥離することにしました。
お客様は鍵を渡してくださり,夜になるまで帰らない,夕飯もここでは食べないとのお気遣い。セキュリティーのかかったマンション12階ですが,これで相当作業条件が良くなります。
機械洗浄も考えたのですが,当店のポリッシャーは「まだ」14インチなのでボツ。手作業で膝をついて小さな区画に分けて剥離します。今回は剥離剤にステックリン(アルカリ性だった時の)を使いました。強力な剥離パワーがあり,それが床をを水分にさらす時間を減らします。5倍でも塗った途端に溶けています。パッドは壱徹さんご推薦のパープルパワーパッド2002を使い,リンスのときはマイクロファイバークロスで取り残しを防ぎました。
全体を剥離した後,お昼休みを兼ねて乾燥タイム。下地剤1回,ワックスを2回塗りました。速乾ワックスなのですが,久しぶりの雨の日で乾燥時間を多めに心がけます。エアコンが三菱霧ヶ峰でフロントグリルに電光文字が表示されるムーブEYEちゃん。湿度設定ができるので最低の40%に設定。部屋にある時計のデジタル表示で温度28度,湿度55%。外が雨であることを考えるとかなりエアコンに助けられています。
全国のバーニッシャークラブの方とは違い,当店のバフ機はリンレイの2000回転ですが,それでもコットンパッドで光沢が上がります。
その様子を写真でご覧ください。剥離前(ビフォー)→剥離後→ワックス+バフィング後の仕上り(アフター)を定点撮影?でお見せできると思います。下の写真をクリックすると,新しいウィンドウが開き,640×480ピクセルサイズの9枚の写真のスライドが始まります。うまく表示されない場合はお許しください。当然ですがAdobe社のFlash Playerがインストールされている必要があります。
Flashbucksさんの素材は,著作権表示がないので自分でホームページを作っている場合に使いやすいと感じています。このシンプルなスライドアルバムはお気に入りです。
というわけできれいになりました。Sさま,再びのご用命ありがとうございました。メンテナンスしやすいワックスですので,傷が気になるようになったら磨きに参ります。
2010年9月 9日|コメント (0)|トラックバック (0)