しばらくブログを書けなかったのですが,休んでいるわけではありません。自分の中で消化不良だった部分がありました。いつまでもくよくよしていてはいけないので,「もっと上手になろう」という気持ちに切り替えます。
これまでの期間にも,書こうと思っていた場面があるので,過去日時に投稿するかもしれません。
先月こんなことがありました。数日前に浴室クリーニングをさせていただいたお宅で,「お風呂に入ったら,壁の傷が気になりました。車のボディーに洗車で傷が付いた時のような感じです。様子を見てもらえますか?」。
濃い色調の光沢壁面ですから,やり方によっては傷がつきます。弟の担当だったので内容を聞くと,トレピカのブラシ面で洗剤を塗ったとのこと。(後でそれは全体ではなく,洗い場の水あかが目立つ壁面だけだったことが分かりました。)
トレピカは大変使いやすいスポンジで重宝しています。ただし,ブラシ面は意外に強力なので,樹脂製で光沢のある壁面だと傷をつけてしまうかも・・・。そんなわけで,当店としてはクレーム対応として扱い,傷消しに行きました。クレーム対応といっても,お客様のお電話自体はいわゆる「クレーム」ではありませんでしたよ。
基本的には,ごく細かい粒子の研磨剤を使って磨くということです。一番荒いもので1500番を使いましたが,傷が取れませんでした。比較的傷が深かったです。
逆にいちばん細かい番手で念入りに磨いてみました。傷は無くなっていないのですが,傷の縁が滑らかになるのでしょうか。目を凝らしてみるのでなければ見えない程度まで回復します。本当は傷の深さまで削り,傷そのものをなくした方がいいのですが,建材がどの程度まで研磨に耐えられるか分かりません。あまり深追いして悪化させるよりは,さらに経験を積んでから挑戦する方が良いでしょう。
そんなビフォーアフターがこちら。
写真だと分かりにくいですが,縦傷の他にも横傷が目立ち,その周りにもう少し細かい傷がありました。お客様はお風呂に入った時に気が付いたということでしたので,その目線から確認し,さらに近くからも見ましたが,傷を感じない程度には仕上がったと思います。
その後,トレピカの新品で壁を擦ってみましたが傷は入りませんでした。何か別の理由で傷が入ったのだと思います。
傷の件はご了解いただいたのですが,床に石鹸カスが・・・。特殊なボディシャンプーだからとおっしゃるのですが,数日で出るものだろうか。落とせていなかったのでは?床部分は汚れを落としやすく,キレイになったと思っていただけに残念でした。
乾くと出てくる白いもの,水あかのこともありますし,石鹸カスのこともあります。うーん。
昨日は毎月伺っているお宅で,水周りのクリーニングでした。半日オーダーメイドですが,意外と手が入ります。毎月なので,時間をかける部分を変えて,普段やらないことを加えたりすることもできます。
学習効果があります。酸素漂白など,直後よりも1ヶ月後の方がキレイということもあります。洗剤の使い方も試しています。
前のクリーニングの修正も可能です。
お客様が私どもを信頼してくださっていることや,おおらかな方という部分も大きいです。
昨日は,改めてこのスタイルっていいなと思いました。一発勝負で結果を出せるのが一番ですが,繰り返しながら品質向上させてもらう。繰り返しの間隔は予算の関係もあるのでさまざまだと思います。1年に一度でも,2年に一度でもいいと思います。
ときどき書いていますが,当店の希望としては,定期的に伺うお宅で予定を埋めたいと思っています。それはお互いにメリットがあるのではないかと。お引き立てのほど,よろしくお願いたします。
そんな昨日の実験。
何のことかわからないですね。上はオールステンレス製の水きり。これまで気にならなかったのですが,水あかが目立つようになったので落としました。もともとが鏡面なのでその辺に配慮しながら。
下は見本のタイルをやはり水きりに使われているもの。砂岩のような風合いですが,INAXのタイルです。酸素漂白と,テツさんご推薦ナノマイクロファイバーのパッドで。
いつかこのお宅の床タイルも洗いたいと思っています。
投稿者:ハマのテツ |2013年4月11日 18:00
投稿者:ryo |2013年4月12日 19:50