築1年目からのメンテナンス
伊勢崎市日乃出町のI様からのご注文で,レンジフードと浴室のクリーニングを半日オーダーメイドでお願いしたいというご希望。ご使用期間を伺うと築1年目とのこと。伊勢崎市で水あかが硬いケースでは取りきれないかもれませんがということでお請けしました。
室内は針葉樹無垢板と塗り壁のお住まい。引き戸などもあつらえもので手触りがいいです。
浴室は換気扇は手を入れなくて良いとのこと。最近初期不良で内部が交換済みなんだそうです。天井も水あかですが,点検口のあたりは拭いてあり,そこはきれいなのでたぶん落ちるでしょう。気になっているのは床や入り口ドアの辺り。
このあたりはきれいにります。このお宅ではシャンプー置きの棚板の素材が細かいエンボスで,硬い水あかが入り込んでいました。色は黒。大体取れるのですが,水あかの縁の部分が少し残ります。ここを短い時間で落とそうとすると失敗するので追い込まずにおきました。
浴室天井はすっかり滑らかになりました。
下はレンジフード。シールにはメーカー名がありません。目の細かいフィルターはなく,整流板の内側に2つのフィルター板がありました。油分を含んだ蒸気がこの板の表面で冷やされて付着し,油が濾される設計と思われます。
ファンは横に寝ていて,幕板を外さないとケースへのアクセスは不可能。しかし幕板は壁面・天井面とばっちりコーキング。まあ軽微なので下から手を伸ばして汚れを落とします。
この塗装は簡単に汚れを落とせるように工夫されているものです。アルカリ洗剤で表面を傷めてしまうともったいないので弱アルカリで洗います。ピカピカの艶が戻りました。
Iさんはシンクのシングル混合栓根元付近の白い水あかも気にしておられました。2度ほどMADを使ってみたのですが,かえって白さが目立つ感じ。見ながら塩酸で洗う方がいいのかも。ステンレス天板がエンボスというのも不利な条件。
水あかが目立つ地域で,しかも水あかが気になる方の場合は,例えば浴室は白を基調にしてゲルコートのパーツを使うとか,キッチンは人工大理石の天板を使うとか,素材の選択ができるかもしれませんね。勝手なことを言っていますが,こちらがスキルアップすればいいのです。
さて,家が新しいうちからメンテナンスするという方向性が徐々に広がりつつあります。1年間ほとんど何もしなくても,新しい設備は短時間でリセットできます。当店としても推していきたい方向性です。
I様,ご利用ありがとうございました。
2013年1月14日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
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