窓ガラスや床のお掃除は11月までにいかが?
年に一度窓ガラスのクリーニングをご注文いただくお宅。こちらでは賠償責任保険の取引先としてお世話になっています。
立派な和風建築で廊下に沿って大きな掃きだしの窓が3枠あります。網戸を外すと,レールの掃除機がけが始まります。最近は窓ガラスも大型化,ペアガラス化していますので,枠から外さずにお掃除することのほうが多くなりました。
この時期の関東北部は比較的天気が安定していて,気温も15度以上になります。夏の時期の晴れと違って日差しが穏やかなので,体は動きますし水分の蒸発も遅いです。晴れていても窓ガラスのお掃除がしやすいのです。
窓を開けてもそれほど室内が寒くなりませんし,虫も入りません。
年末の大掃除というと12月ですが,窓ガラスや床のお掃除について言えば,11月までがよろしいかと思います。
窓のお掃除のときに必要なのは網戸洗いです。
網戸の目はほこりや砂をためやすく,枠も汚れます。そのままにしますと,雨のときにすぐガラスが汚れます。実際内側の枠の汚れた部分を触るのは気分がよくありませんよね。
もっとも網戸洗いで網にいくらか力が掛かるので,網が劣化していると破けます。南側など陽の当たる側の劣化は激しいです。洗う力で破れるようになったら張り替えましょう。
網戸洗いは網を全面洗うのはもちろん,グッピーという毛先の柔らかいブラシを使って,ほこりのたまった枠や,枠の側面(深いU字型をしている)に毛先を入れて汚れをかき出します。
ブロンズなどの場合に感じるのですが,こうして洗って拭きあげると,アルミの表面の艶が長持ちします。長期間触っていないとアルミ表面はかさかさになりますが,定期的に拭いてあげるといつまでも新しいときのような艶が残るのです。
さて今日のもうひとつのご注文は室内で使われている格子ガラス戸です。
触ってしまう部分だけならアルコールで部分的に拭くのですが,応接室側がうっすらと全体に色が付いています。タバコでしょうか?
こうなると,洗うしかないと思いました。弱いアルカリでグッピーを使って下から上にブラッシング洗浄。裏側も同じように洗ってよくすすぎます。散水ホースのシャワーでたっぷりすすぎます。
枠の材質は松でニスが塗ってあります。いくらか松脂も出ています。この程度の洗いではびくともしません。それでこのまま放置します。
様子を見ていて15分ほど経ってからでしょうか。ジェイワイパーで水滴を取ります。「拭く」というより「水滴とり」です。そして自然乾燥で仕上がりです。
ガラスまでの深さが1センチ,格子が約10センチ四角,ガラスの一枚一枚にカットが施されていて,完全な拭きあげは難しいです。ガラスも全て独立していますので,分解して拭くとしたら完全分解になるでしょうね。
というわけで,お昼過ぎまででご注文範囲を完了しました。残念ながら午後から夕方にかけて雨が降りましたが様子はどうでしょうか。Kさま,11月中に入らせてくださり,ありがとうございました。
2010年11月16日|コメント (0)|トラックバック (0)
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