シャープで惨敗,ナショナル2台のエアコンクリーンニング
当初メールでお問い合わせを下さった伊勢崎市中町のO様。お店に設置しているシャープのエアコン1台をお願いしたいということでした。
お掃除ロボットは付いていないけど,換気機能が付いているとのこと・・・ちょっと手強いかも。
見せていただくと風向き板が3枚複雑な動きをする「いかにも・・・」という高級機。AY-P22V5-w
型式で検索すると2003年ごろの製品で,シャワーのような柔らかい風を送る設計なのだそう。
配線は多く,ドレンパンを外しにくい造りでした。換気機能は排出だけらしく,太めのドレンパイプに排水と一緒に送り出す設計です。ドレンパンは熱交換器右下がかなり干渉します。たぶんモーター防水壁に2本のビスで固定しているのは,そこを外して脱着するようにということと思います。
基盤が出てこないので原因を考えると,ACケーブルがモーターの壁側で挟まっていて全く遊びがありません。基盤部分2か所でコネクタを外します。
このコネクタの復元に失敗し,ほぼ全分解を含むやり直しになり2時間ドタバタしました。3極ある端子のどれかを確認していなかったのです。
さらに3枚のルーバーにも苦戦。1番上の羽のモーター側を破損。
ルーバー板は取り寄せることにして,動作確認して撤収したのですが,夕方Oさんから電話。電源は入るけれども冷暖房ができない。エラーコードが出ている模様。
お詫びすると,「面倒な機種を丁寧に作業していただいてのことなので,クレームとかではない」というありがたいお話でした。
シャープに修理依頼を出しました。
キレイにはなったのですが。
ちなみにこんな外観です。
O様,しばらくご不便をおかけいたします。申し訳ありません。
さて,正午のつもりが午後2時到着になってしまったT動物病院様。昨年もご注文をいただいております。動物の診察や世話をされる環境で,かなりの毛と砂塵が室内に舞うのだと思います。
2台とも水漏れしている状態でした。ドレンパンからではありません。室内機のあらゆる場所が結露して化粧板内側に水が流れるのです。
珍しい化粧板フルカバー,ドレンパンは外せるけど,ファンが左から抜けない,モーターも外せない設計のナショナル機です。
隠ぺい配管で,なぜか左抜きです。そのため室内機が浮かしやすいです。2台とも背抜きで洗浄。午後4時に始まる診察にちょっと間に合わず,奥診察室の分も組み立て稼働したのが4時20分。
先生が「手間かけてすみませんね」なんて声をかけて下さいます。看護婦さんたちの方は,いつまでたっても診察環境が整わず大変そうでした。水漏れ原因が不明なので,背側も洗いたかったんです。
スタッフの方にも動物たちにも快適に使ってもらえるよう願っております。もう一台は来週月曜日に伺います。
2012年8月18日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
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