三菱製天井埋め込み型と霧ヶ峰2台
お電話でご注文いただいたエアコンクリーニング。ホームページをご覧になり,最初からご注文の内容です。家庭用天井埋め込み型1台と壁掛け1台というお話で,数日後に壁掛けをもう1台ということになりました。
天井埋め込み型はリビングに設置されていて,比較的天井が高く,普段使っている120センチの脚立だともう一段欲しい気がしました。
三菱製MLZ-5017S,1997年製でした。初めて見る形です。吹き出しは1方向で,熱交換器はV字型,その中にクロスフローファンがあり,熱交換器を下げながらファンを取り出す設計と思いますが,三菱のサービスマンではないので,銅管をそんなに曲げる勇気?はありません。
実際,ルーバーと風向板が仕込まれた送風カーブが大きなプラスチック成型品で,これも熱交換器を下げながら抜き取る造りです。これだけでもヒヤヒヤです。
お子さんたちがニオイを気にしているということでのご依頼でしたが,あけてみれば熱交換器はとてもきれいな状態。ドレンパンがいくらかかびている程度です。
これは10年以上使っていることを考えるとキレイといってよいでしょう。
熱交換器も汚れていないようですが,ニオイの原因を除去するにはしっかり高圧洗浄しなければなりません。今回は,まず植物由来の過炭酸系洗剤を使い,それからピアで洗い,洗っている途中でこれまた植物由来の洗剤を添加します。臭いをターゲットにした構成です。
クリーニングの様子と,洗った後の熱交換器。
熱交換器のV型はこちら側には天井面に5センチほど間隔があり,そこからファンに直接水流を当てられます。ファンは見えませんが,高圧水流を当てるとファンの回る音としぶき,そして意外なほどの戻り臭があります。ピアを使って洗浄する場合,この戻り臭の程度で汚れが推察できます。
排水も熱交換器を洗っているときとは違う緑がかった灰色です。
モーターやファンを外さずに洗う方式だったこともあり,3時間かからずに終了しました。
お昼休憩の後は霧ヶ峰2台です。
家具の移動やビニール養生まで準備してくださっていました。もっとも作業スペースはタイトでした。1台は机とたんすに囲まれて脚立が立つスペースが作ってあり,もう1台はベッドの枠の中。
広いにこしたことはないのですが,生活空間での作業ですので,エアコン直下のスペースさえ確保していただければ工夫します。
パーツの写真がこちら
ドレンパンのカビがかなり出ていますね。
熱交換器がこちら(上下の4枚はどれも2台目のエアコンです)
霧ヶ峰で,気楽に取り掛かったのですが,意外に配線取り回しや組み立てが凝っていて,1台目に時間がかかりました。でも,同じ機種2台だと,2台目分解のときに復習できて,1台目の復元がより正確になります。こちらとしては大変ありがたいことです。
隣に住んでいるお父様がおっしゃっていたらしいのですが,当店のほうがコジマ電機よりエアコンクリーニング料金が安いんだそうです。えっ!そうなんですか?
ともあれ,4時すぎに撤収できたので当店としては成績優秀でした。Oさまありがとうございました。
2010年7月15日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
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