エアコンクリーニング2台
今シーズンは1台でのクリーニング依頼はないと予想していたのですが,意外なほど注文を受けます。これから書く2件は別のお宅ですが,印象に残る部分があったので書いておきます。
火曜日の午後のNational製エアコン。室内機が大変コンパクトで,2台マルチ(室外機に複数の室内機がつながっている)のうちの1台です。作業前の動作確認では,スイッチを入れてからファンが回るまで時間がかかり,しかも回りはじめにファンが痙攣したような動き方をします。
まれに冷えなくなることがあったそうで,メーカーに点検してもらったところ「問題なし」との判断。ニオイがするのでクリーニングしたいということです。
ブレーカは200Vが3系統あり,3つ試した最後が該当するブレーカでした。
室内機はスタンダードタイプの造りで,分解が非常に分かりやすかったです。問題はコンパクトな設計で,熱交換器を上に持ち上げるときに裏側の化粧板に当たるということです。ここでちょっと難儀しましたが無事にファンも抜けました。
息子さんと分解の様子を見に来たお客さんから「○○○○さんは,ここまで分解しますか?」と聞かれたので,「ホームページを見る限りではいちばん外側の化粧板だけ外して洗っているようですね」と答えました。お客さんもその違いを感じておられたようで,当店を選んでくださったようです。
値段や料金だけで比較するのもひとつの方法ですが,どこまで分解するかやどんな洗剤を使うかという比較の仕方もあります。仕上げのスプレーの前に,可能な限りカビを除去することが重要なのではないでしょうか。(当店は以前,四級アンモニウム塩を使った防カビスプレーをサービスしていましたが,アレルギー専門の内科の先生があまり薦められないとおっしゃったのでやめました。)ですが,分解レベルが向上したので,残るカビがかなり減ったと考えています。
ファンを抜いたエアコンのクリーニング前後
最近は熱交換器の逆Vを内側から洗う気持ちで流しています。ほこりや汚れは向こう側にあるので押し戻すような感じです。もちろん上からもできる限り流していますが,天井との間隔や裏側化粧板の造りの関係で思うように流せないのです。
外したパーツのクリーニング前後
作業前気になったファンの動き方ですが,クリーニング後に改善し,スイッチONと同時に元気に回ります。今シーズンはこの1台で,来年は1階のエアコンのクリーニングを計画されているようです。Yさま,またよろしくお願いいたします。
木曜日も1台のご依頼でしたが,グランドピアノの移動が必要な設置状況でした。この件はさすがに下見に伺い,やはりピアノの移動が必要で,お客様のほうでも男手があるときにということになりました。
ピアノを持ち上げて3つのキャスターのお皿の下にタオルをかませ,引きずって移動しました。弟は力持ちですし,お客さんのお父様も力持ちで,余裕で移動できました。
以前はアップライトを移動したことがありましたが,そのときはお客さまが用意されていた市販の移動用板にのせて滑らせました。ピアノを持ち上げることに限って言えばグランドピアノのほうが持ち上げやすい気がしました。
ピアノを移動してでもエアコンクリーニングしたいとのことでしたが,確かに必要でした。
ファンがありません。この時点ではファンは残したまま洗おうと思っていたのです。この後無事抜けました。
ファンを見てびっくり。こんな生長したのを見たことがありません。「まっくろくろすけ」です。しかしトトロに出てくるのより中が詰まって重そう。重くて逃げられないのでしょう(笑。
ファンの横に写っているのが化粧板の天井側の部分で,これが3箇所の爪で固定されているのです。熱交換器を持ち上げるためには,この部分を外す必要がありました。これは壱徹さんが書いておられました。ためになります。CHOFU製のエアコンでしたが,この機種は左側の横と上に特にスペースが必要ですね。
記念撮影の一枚
熱交換器のクリーニング前後
やはりニオイが気になるエアコンでしたが,ピアとリモネン系ナチュラル洗剤の併用ですっきり取り除きます。今回はお客様が用意してくださったお湯が比較的熱く,それも効果を高めたと思います。(ノズルも熱かったです)。
雨で猛暑日というわけではないのに,エアコン1台洗うと汗びっしょりです。着替えを忘れていました。比較的近所で助かりました。
Yさま,当店のご利用ありがとうございました。
当店の公開中サイトは
2010年7月31日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
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