AURO油性含浸ワックス

AURO油性含浸ワックス

床の洗浄のお問い合わせをいただきました。

現状は,「無垢の床材で,ワックスが塗ってあり,知り合いに薦められて菜種油を塗ってある。汚れてきたので洗浄して欲しい,ワックスは塗らないでいい」というお話から始まりました。現状を見ないことには単価も計算できないので,下見,試し落としをさせてもらいました。

カリン無垢のフローリング加工された床材でした。かなり油分が感じられ,いくらか張り付く感触があります。まずはオーブテックの強力カーペット洗剤を使って表面洗浄。しかしほぼ剥げかかっているワックスの樹脂成分が残り,すっきりしません。

やはり剥離が必要ですねということになり,ストリッパーで剥離,すすぎ洗いするとさらっと仕上がります。ちょっと残念なのは,今までの表面保護剤が全て取り除かれるため,床の擦り傷が目立ち,白く抜けた表面が荒れた感じになります。

何か塗ったほうがいいのではということになり,以前に一度施主支給で使ったAUROのワックスを薦めました。当初は「床用天然ワックス」(30倍に希釈して塗り,乾燥させるメンテナンス用)を想定していましたが,お客様が詳しく調べてくださり,油性ワックスが必要ではないかと教えてもらいました。

それでこちらとしても,販売会社に問い合わせして状況を説明し,やはり油性が良いでしょうという結論になりました。環境百貨TAKEIに問い合わせましたが,大変親切に教えてもらいました。

油性の場合,シトラス系ですがニオイが残ること,乾燥に8時間ぐらいかかることが分かりました。リビングやキッチンを含むお客様の生活空間なのでそれが心配でしたが,お客様はそれでよいとのこと。せっかく選んで使っている床材ですから,長い目で見るとしっかりメンテナンスするのがいいですね。

月曜日に,大掃除という感じで家具や家電を移動し,床の剥離洗浄とワックス塗りをしました。

剥離は中性増粘+水+ストリッパー+ナチュラル洗剤を使用,水道直結のノズルから水を撒いてリンス,乾燥という流れです。外は37度の猛暑日,何度もアイスやお茶を用意していただき,水分補給しながら手作業で剥離しました。38平米(12坪)ほどでしょうか。冷蔵庫や洗濯機の下も完璧です。

床ワックスの剥離前後がこんな様子です。

100719a.jpg

マイクロファイバークロスで表面を,浴室用ブラシを使って比較的深い溝も1本ずつ洗いました。

こうして木肌が出た段階で,ワックス塗りです。AUROのワックスは柑橘系のいい香りでさらさらのいくらか琥珀色をした液体です。端を刷毛で塗り,広い部分はタオルにしみこませて塗りました。750mlを2缶準備していただいたのですが,1缶の半分ぐらいで塗りあがりました。塗料の伸びが良く,染み込みの少ないカリンなので,想定よりずっと少ない使用量なのです。

100719b.jpg

石油系溶剤のようなニオイとまったく違い,オレンジの皮の香りで,乾燥が遅いので塗り筋が出ることも重ねの問題もなく,大変塗りやすく気持ちの良い作業です。ちょっと大変なのは塗って5分後ぐらいから始めるカラ拭きで,余分の塗料を拭き取るのですが,これが重いです。

肌が白く抜けた部分も問題ありませんでした。ワックス自体が自然の材料ですから,失ったものを補給してあげる感じで,乾いたところに染み込んでいくのが嬉しくなります。

100719c.jpg

お客様には仕上がりを大変喜んでいただきました。

実際には表面乾燥までまだ時間がかかり,こちらで戻した大型のもの以外にたくさんの復元作業が残っているので心残りもありましたが,何しろ喜んできただけて何よりです。

またカリン無垢床材のメンテナンスについても勉強させていただきました。やっぱりいいです。AUROのワックス。お客様が自分で塗ることもできます。洗浄や剥離は当店にご依頼いただき,ご自分でワックス塗りも楽しいと思いますよ。いかがですか?

Sさま,長い時間お付き合いくださり,ありがとうございました。息子さんとはちべえ君のご協力にも感謝いたします。

2010年7月21日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:日記

トラックバック(0)

このエントリーのトラックバックURL:
http://ajras.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/124

コメントを投稿する






画像の中に見える文字を入力してください。