上得意様

上得意様

清掃業自体はアルバイト時代を含めると25年以上になりますが,当店は2005年に「ハウスクリーニング専門店」として高崎で開業しました。その年にご注文くださり,その後も年に何度もご注文くださるお客様は,上得意様といえます。今日と昨日の2日間伺ったNさまは,そういうありがたいお客様の一人です。

当店の開業当初のクリーニング技術についても,いろいろ考えさせられます。以前より早く,よく落とせるようになった部分もあれば,慎重になって以前より遅くなり,時には次回の課題にしてしまうケースもあります。洗剤もかなり変わったと思います。

1日オーダーメイド2日というご注文でしたが,内容は母屋のガスレンジとシンク周り,浴室と洗面室とトイレ,窓ガラス多数。窓ガラスには一部昭和初期?の建具細工を含みます。さらに離れの浴室とトイレ。

最初に伺ったときは,かわらを使った立派な門構えでこの土地の農家特有の総二階建ての木造住宅に,住所を間違えたかと感じたものです。実際に見せていただくと水周りはリフォームされていて,いわゆる現代的な設備でした。去年末に伺ったときはガスレンジ交換済みで,今回はさらにダイニングキッチンが拡張リフォームされています。

去年交換されたガスレンジは,リンナイのDELICIAです。妻夫木くんがコマーシャルに出ていた,さっと拭くだけでお手入れ簡単のガスレンジです。

確かにガラストップやピカピカに磨かれた五徳は,お手入れ簡単だったそうです。ただ,ここが難しいところなのですが,ガラストップにしても五徳やバーナートップにしても,お手入れが後回しになり,焦げ付きや変色が出てしまうと,拭くだけでは汚れが落ちなくなってしまうのです。

あまりにも美しく磨かれたバーナートップと五徳は,「この汚れは落とせないな」と思われたとたん,悲しい姿に変わっていくのに任されるでしょう。メーカーのロマンと現場にはいくらかギャップがあるのです。

今回初めてDELICIAを触らせていただきましたが,この磨かれたステンレスをきれいにしたい場合,焦げを含めて洗剤浸け置きで溶かすしかありません。鏡面仕上げになっているので,超微粒子の研磨剤でも傷が入ります。研磨剤を使った場合の復元には高度な研磨再生が必要と思われます。腕を試される品物です。今の当店にはちょっと荷が重い(汗

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直接火の当たる場所の焼けは許せるとしても,バーナートップの化学変化による変色は戻せません。非常にデリケートだと思います。

今日は主にガラス窓をクリーニングし,残りの1時間半で離れの浴室とトイレに手を入れました。時間内でできることは限られているので浴室はカビ取りと鏡の研磨のみ。年末にもっと深く行きます。

ガラス窓のクリーニングですが,昔の建具職人の作った窓枠を洗うのは気持ちがいいものです。この写真は玄関の引き戸です。エコソフィ+リモネン系ナチュラル洗剤で洗いました。いくらかアクが出て,手をかける場所などは汚れが浮いてきたのでスポンジでしごきます。

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これもさっぱりしましたが,この引き戸の上の枠に透明ガラスを使ってあり,クリーニング前はすりガラスと思っていたものが,ガラスがないかと思えるほどに透き通り,お客さんも大感激。

現代的な設備のお掃除と,歴史のある建築のお掃除が一緒に味わえる楽しい現場です。ミンミンゼミの大合唱を聞きながらお盆前の大掃除です。

Nさま,いつもありがとうございます。

2010年8月 3日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:日記

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