お得意様宅

お得意様宅

ハウスクリーニング専門店開業の2005年より毎年ご注文下さるお客様。歴史のある2階建ての農家の水周りをリフォームして使っていらっしゃいます。夏のお掃除2日間の後,12月の2日間ご予約をいただきました。

今回はいつもの水周り,キッチンダイニングの床,照明器具,1階の窓ガラスというご注文内容でした。窓ガラスといってもアルミサッシだけでなく,昭和中期の木枠や,昭和初期の建具細工もあり,それはそれで楽しい,手のかかるお掃除なのです。

今回も建具細工についてはちょっと試したこともありますが,まだまだ試験段階で画像にするほどではありません。実際,窓枠だけ色が変わったらおかしいので,灰汁抜きまではできないのです。(灰汁抜きできるの?という突っ込みはナシで)

リンナイのガスコンロ。最近の妻夫木くんのCMでは五徳が黒くなっています。ピカピカのメッキは汚れが焼き付いたとき目立つのがわかったのでしょうね。

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焦げ付いた汚れは中性オレンジクリーナーでふやかし,流水ガリガリ君がいまのところ仕上がりが良いです。ガリガリ君はソフトタッチでね。

しかしこの五徳の内側の防水カップ?が曲者で,撥水塗装ですが焦げ付くと取れにくいことこの上なし。ガラストップから外れないし,先日の洗エールレンジフードと同じ感触でした。テフロンにも似ています。

お客さまもクレームを入れたらしいのですが,「汚れが落ちやすいという売りはガラストップなんです」と訳のわからない説明を受けたとのこと。

ガラストップだって実はふた手間ぐらいかけて汚れを落としています。キッチンの現場では,毎日の拭き掃除や毎回の食洗機という作業は難しいのです。実は武骨な五徳や焼き付け塗装やホーロー加工が良いというのが現場なのです。これは汚れが落ちやすいかではなく,焦げ付いても復元できるという立場での発言です。

床も頼まれましたが,いわゆるノーワックスの床でした。

今回はオーブテックの洗剤にリモネン系の液体をちょっと垂らして洗剤を作り,マイクロファイバーのパッドを浸して絞ります。それをポリッシャーで回しました。

モップで洗剤を撒くほど濡れるわけではありませんが,5平米ぐらいを目安に作業し,吸水バキュームをクロスで3回かけ,モップで仕上げます。ハウスクリーニング研究会で,フローリングの水分残留が取りざたされたのもあり,念を入れて水分を回収しました。研究会のはワックスを塗る場合のことだったのですが,こうして注意してみると,バキュームも2回目,3回目で違うんですね。こんなことに今頃気がつくなんて。

ポリッシャーをかけようと思ったぐらいですから,作業前はもっと荒れた印象でしたが,こうして洗うだけで美観を取り戻しました。

ノーワックスも良いかも。Nさま,何度か洗って艶が引けてきたら,密着の良い下地剤とワックスを塗りましょう。

「三日頼めば良かった」。そうですね。離れの方に手をつけるにはもう少し時間が必要です。3日同じお宅に行く。近くに泊まろうかしら。(近くはないけどそれほど遠くではありません。)

2人で行く当店の作業方法を前提に考えてくださる所がありがたいです。当店初期からのご愛顧,重ねて感謝いたします。

 

2010年12月28日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:日記

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