天カセエアコン用電気集塵機
こんな製品もあるのかと勉強になったもの。
いま取り組んでいる20台の天井埋め込み型4方向エアコンのうち18台が日立製でこの電気集塵機を装着しています。2台はラウンドタイプのダイキン製。ダイキン製はさすがにスタンダードな設計です。
その日立製18台は,ドレンパン下約10センチの厚みをこの電気集塵機のユニットが占めています。重さもかなりのもので,10キログラムぐらいあり,4隅の金具で固定していて,特に外す時が怖いです。「がっしゃーん」と落としたらどうなるのでしょう。自分もつられて落ちそうです。
電気集塵機の金属製の枠はこんな感じです。ドレンパンと同じサイズです。
この枠の中に2個の金属製のカセットが入り,それに仕込まれたワイヤー部分で集塵するように設計されています。この枠には2本の蛍光灯もセットされています。光触媒の関係と思います。さらに別途天井側には紙製ハニカム構造のフィルターもセットされています。これがまた装着が面倒な設計です。
通常,化粧板を外せば電装・ドレンパンのはずですが,この紙製フィルタを外さないと化粧板へのコネクタが触れません。
これは組み立てているときの写真です。ドレンパンから天井までの奥行きがおかしいでしょ。
この下に,重ーい電気集塵機の枠をセットしなければなりません。
この状態で上に押しつけながら4隅の金具を「かちっ」とはめます。意外なのは,外すより装着の方が金具操作が楽なのです。
購入時は高かったでしょうし,フィルターからファンに行くまでにこれだけの経路をたどるとすれば効率も下がります。そして汚れてしまえば部品交換で出費が必要です。
エアコンは洗う必要のある機械です。集塵・空気清浄・換気・お掃除機能などにお金をかけるより,徹底的な分解洗浄の回数を増やす方がよいと思います。
新聞の記事で目からうろこが落ちる気がしたこと。エアコンの節電では設定温度が重要で,風量を上げることが推薦されていたこと。
設定18度で微風運転するより,設定28度で強風運転する方がよいとのこと。風で体感温度も下がり一石二鳥だそうです。
風量を強くすると電気を食うと思っていました。
信頼できる筋の情報を活用していきたいです。
2011年6月 9日|コメント (0)|トラックバック (0)
トラックバック(0)
http://ajras.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/210