東芝の古めのエアコンをすっきり洗った話
今日は弟が別の現場に出ているので店長の僕一人でエアコンクリーニングに行ってきました。通常お請けしないケースですが,3台頼みたいのだけれど1台はどうしても早くやってほしい。子どもが受験なので・・・という切実な内容。3台一緒にやるより割高になるのを承知で注文してくださいました。
見れば古めの東芝製。軽く10年選手です。何でもお子さんがファンの汚れを見てから,「使わない」と決めたそうで,この猛暑期間も使わなかったということ。
東芝RAS-281GD。熱交換器フィンとファンが青くコーティングされています。
分解はわかりやすいです。東芝フルカバーなりがちな化粧パネルに難儀したこと,ファンの六角が異様に回転が重かったぐらいです。熱交換器の元管を抑えているパーツも確認し,ここを外せば背板も外せるのだろうなと思えました。
今回のお客様の清水さまは,職場でも自宅のエアコンクリーニングのことを話されたそうです。ほとんどの方が関心を持っているものの,「いったいどこまでキレイになるの?お金を払う価値があるの?」と感じられているそうです。
大変失礼な話ですが,ご依頼いただく方にも知識が必要で,「エアコンクリーニング」と一口にいってもその内容はピンからキリまであります。お問い合わせの際に「ドレンパンは外しますか?」とか「ファンは外しますか?」と聞けるぐらいにエアコンクリーニングの内容について調べてください。
僕としては,「ドレンパンが独立している型の場合は外します。」「ファンについては機種や設置状況で不可能と思えなければ外します」と答えています。どの機種でも出来るといえる自信はありません。
しかしひそかに進行しているのは,化粧板の壁側まで外してしまうクリーニングです。壁に残るのは金属の据え付け板と熱交換器のみになります。これは「そこまで必要か」,「十分の時間があるか」,そして「可能か」という要素と,最終的には僕個人の気持ちが関係しています。料金的にはありえないサービスだからです。
そんなわけで,お客様参加型の本日のエアコンクリーニング。設置と汚れの状況から「ファンまで外すクリーニング」で対応します。
あーだこーだと説明しながら洗わせていただきました。ファンの黒カビが強敵だったので塩素攻撃+高圧洗浄。苦手な東芝ファンの左側と化粧板復元にてこづり3時間。お客様にもクリーニング後に業者目線の2枚目アングルを見ていただきました。ドレン溝2本を洗いたいからファンを外します。ファンの黒カビを根こそぎ落としたいので高圧洗浄で仕上げます。・・・と偉そうに言っていたら,送風口上面(ドレンパンの下側)に汚れが残っていた。お恥ずかしいです。拭いてさっぱり落ちました。
とはいえ,結果としては非常にすっきり洗い上がりましたよ。
清水さま,本日は長い時間のお付き合いありがとうございました。8月に入ってからまたよろしくお願いいたします。
2011年7月20日|コメント (0)|トラックバック (0)
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