ファンまで外してエアコンクリーニング
当店のエアコンクリーニングは,可能な限りファンまで外して洗浄しています。ファンの向こう側やファンの両端部分はファンが付いていると洗えません。ファンを外して降ろせば,細かい羽根の一枚一枚を見ながら洗えます。
13日のエアコンクリーニングは,先月鼻高町でご依頼のKさんのご実家。下小塙町,やはりご近所です。お父様がエアコンクリーニング業者を探していたけれども当てがなかったそうで,当店の作業を見てご紹介いただきました。ありがとうございます。
さて今回のエアコンは日立製で10年ほど使ってこられたとのこと。6畳ほどの和室で主に暖房でご利用,今年の夏はさすがに冷房(28度設定の弱冷房)で使ったとのこと。エアコンの汚れが原因か奥様が肺炎で入院されたそうです。
エアコンのカビは,健康であればそれほど問題はありませんが,体が弱って抵抗力が落ちているときは危険です。
汚れの程度はそれほどひどくなかったのですが。
ピアをメインに洗浄力,消臭・殺菌を意識して洗剤を使い,洗いました。
日立でモーター防水カバー内にファンを止めるビスがある造りです。モーターを抜くのにちょっとコツが要ります。コツって両側のゴムを先に外すだけだけど。
お父様は最初から最後まで作業をご覧になっていました。「たいへんなんだね?」。
帰りにはお茶も用意できないからとカップアイスを持たせていただきました。息子へのお土産となりました。K様,ご利用ありがとうございました。
14日は,名古屋の同業会社からの依頼で,金古町の英会話教室のお掃除です。エアコン・カーペット・窓ガラスを中心に,先生たちの手が回らない部分をサポートするお掃除です。
教室の面積は小さめだったのですが,なんと年季の入った天吊エアコン。
夕方始まる授業のために,順序としては逆ですがカーペットをまず洗います。その後乾燥させながら敷物をしてエアコン分解開始。機内がホコリですさまじいことになっています。
ファンケースを外すと砂ぼこりが圧縮された塊がポロポロ落ちます。養生はしてあるものの,未乾燥のカーペットが気になります。
外したものがこちら。
洗い方の弟が一つづつ丁寧に洗うと,パーツがよみがえります。
すべてのパーツとコントロール基盤を外すと,どこに水をかけても大丈夫の状態になります。今回はホッパーを用意していなかったので,現場作成の洗浄カバーです。
熱交換器は,ファン側がひどいことになっています。これはほぼ風が通りませんね。
まずへらを使ってこの紙のような汚れを剥がし,極線君で縦横にブラッシング。熱交換器フィンを開通させてから洗浄開始。
これは相当効率が上がったと思います。計器を持っていたけど,思いだしたのが洗い終わってから。(照
分厚い熱交換器でしたので,水流が貫通するのを確認しながら洗います。貫通すると,ボロッと大きなカスがむこうに落ちていきます。
天カセ(埋め込み型)に比べて天吊は分解と組み立てが面倒だと感じています。そう感じるのはファンとケースの関係ですかね。今回はケースが送風口にはまっているだけの造りだったこと,モーター付きのまま4個のファンがうまく外せたのでスムーズでした。
SANYO SPW-TH80S。サンヨーというメーカーはどの製品も造りがシンプルで分かりやすいイメージがあります。
この教室には流し台がなく,外水道が見当たりませんでした。小さな洗面台の蛇口からでは,バケツに大量の水を汲めません。弟が水道工事をして外にホースを引き出しました。
お掃除も終わるころ,建物の裏側に散水栓を見つけたのは弟でした。まあでも,イメージしていたことを実験できたので今後のためになる経験です。
Y様,このたびもご用命ありがとうございました。
さて当店の家庭用壁掛け型エアコンクリーニングは,このご時世に来年から値上げの予定です。通常のファンまで外すクリーニングで15,000円,裏側の化粧板まで外す壁掛けオーバーホールは,25,000円を想定しています。エアコンクリーニングを頼むなら11月末までにどうぞ。
(現状料金は1台12,000円,2台なら20,000円です。お掃除機能付き機種はあまりお受けしていませんが現状20,000円です。)
ファンまで外すエアコンクリーニング。おススメです。
2011年10月15日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
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