歯科クリニック床の定期清掃
前橋市六供町にある歯科クリニックの定期清掃が始まりました。
先回は剥離洗浄で12時間以上の作業となりご迷惑をおかけしました。そんなに厚くなっているとは思えなかったのですが,後から考えると30枚から60枚重なったワックスで,強力剥離剤でもなかなか床面まで浸透しなかったのです。
剥がしてみれば床面は平滑ではなく,エンボスでした。ワックスを剥離した部分と残っている部分を指で触るとしっかり段差を感じます。見た目で分かるほどです。
歯科クリニックの床洗浄の経験がある方なら分かると思いますが,診察台据え置きはもちろん,うがい用の流し,吸引装置,ライトのアームその他,間仕切り壁の近くにいろいろ床から設置されています。自分の体を入れるのもやっとの場所で,床すれすれにダクトなんていうのも珍しくありません。大抵,床洗浄とワックス塗りにはかなり厳しい条件なのです。
ただこういうところまできちんと管理されていると,そのクリニックへの好印象が高まります。そうじやさんの腕の見せ所ですね。
剥離はしないけれどもワックスの厚みは押さえ,光沢は維持していきたい。剥離は最後の手段にしておきたい。そんな方向で今後の管理を考えています。
さて,今回の洗浄は弱アルカリのカーペットオールパーパス,植物性リモネン添加。それでも水でリンスしました。仕上げはオーブテックの多用途ワックス。アルコールに強いのは歯医者さんでは有効かも。バフ対応ワックスは,厚みの管理を考えての選択です。もっとも被膜強靭な樹脂ワックスでも膜厚管理ができそうなので,状況に合わせて改良していこうと思っています。
廊下部分は黒くはありませんがヒールマークが感じられます。いくらか使い込んだシルバーコンポジットで磨き洗いしました。
こうして見ると,エンボス表面の光沢もいいものです。
診察室は4つあるうちの1,2番がやはり使用感が出ています。パッドで洗っても改善しないです。
ロウなど治療や検査で使うものが落ちています。大抵スクレーパーで削り取るだけで良いのですが,中にはスポットで削らなければならないものも。
3時間とお話していましたが,ちょっと時間オーバー。これから短縮できるはずです。もっとも時間に余裕が出てきたら,それをより良いサービスに当てていきたいと思っています。
終了後に医師のFさんの方から,「間隔はどうですかね?」と聞いてくださいました。気持ちが通じるというか頭の回転が速いというか。「正直なところもうちょっと短い方が良いようです,1月早くして様子を見るのはいかがでしょう」ということで,次回はお盆明けになりました。
最短2カ月で,それも持たないようならワックスの選択の問題かなと思います。F様,今後ともよろしくお願いいたします。
2012年5月18日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
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