半日オーダーメイド後,天カセエアコンクリーニング

半日オーダーメイド後,天カセエアコンクリーニング

午前中は伊勢崎市除ケ町で,半日オーダーメイドでした。

お電話をいただいたのが別の方だったので,作業範囲に想定外のものがあり,やれるところまやろう!という感じで進めました。お住まいのご本人が途中で冷たいスポーツドリンクを出してくださり,「キレイになった」と喜んで下さったのでほっとしました。ご利用ありがとうございました。


午後は玉村町のお菓子屋さんの天カセエアコンです。若旦那?のI様からのご依頼。お店のものかと思っていたら,お菓子を作る場所(工場)のエアコンでした。National CS-J140UXH 2000年製です。

大きなステンレスの作業台,かくはん機,業務用のオーブン,シンク,冷蔵庫などに囲まれたプロの空間です。「小さな黒いカスが飛ぶ」ということでした。

お菓子を作る過程で使われる小麦粉などの粉がカビとともに熱交換器に蓄積し,風圧で少しずつ飛ぶのだと予想しました。

まずは分解。今日は35分でした。まだまだ時間がかかります。もっとも動作点検・風速測定などがありましたが。

120827-aircon1.jpg

外したパーツのクリーニング後の画像が撮れていませんでした。

下は,脚立に乗らずに撮ったクリーニング前後。天カセエアコンは構造的に無理がなく,分解洗浄がしやすいです。

カメラにまだ慣れていません。水濡れでFinePixの液晶がダメになったので,耐水・耐衝撃のカメラにしました。OLYMPUS TG-620 (アマゾンでこのカメラを買うなら,互換のバッテリーと,互換の充電器を一緒に買うと良いと思います)。 

NEC_0730.JPG

携帯で撮った写真で,画質が今一です。

この辺になってくると,エアコンのないこの空間は蒸してきます。奥の工場で下ごしらえをしていた方が,気を使って換気扇と扇風機をセットしてくださいました。

では,熱交換器に寄ってみます。ちょうど一番向こう側の角を撮ります。

120827-aircon2.jpg

熱交換器を上から下の3つの層に分けると,その中間部分に黒いカスが蓄積した部分があります。ファンの羽の風圧が強くなる部分だと思います。このカスが飛ぶのでしょう。

高圧洗浄ですっきり流し落としました。その排水バケツ4個。

120827-aircon3.jpg

左から,エアコン洗浄剤の排水,1回目のすすぎ,2回目のすすぎ,仕上げのすすぎです。最初のすすぎ排水は,すすぎとは思えない汚れですね。

左下は,天カセエアコンを洗う時の当店の機材です。7から8MPaの圧力で,毎分6リットルの流量がある高圧洗浄機を使います。ノズルが素晴らしく,分厚い熱交換器でも水流が貫通する威力があります。高圧洗浄機の音も勇ましいですが,ノズル先端が発するうなり音も頼もしいです。

右下は熱交換器の内側にあったコイルで,バイメタルサーモと書いてあります。暖房時に使うものだと思います。先日の天吊にもありましたが,最近の機種にはありませんね。ナショナル機でしたが,感じとしてはダイキンでした。熱交換器も比較的薄い(厚みが少ない)と思います。

風速温度計の測定値。リモコンの設定は25度弱風。

クリーニング前。吸い込み29度,1.3m/s 吐き出し13度,5m/s
クリーニング後。吸い込み30度,5m/s     吐き出し13度,5.4m/s

組みあげ,撤収まで3時間を切りました。非常に順調です。Iさんからキンキンに冷えたアクエリアスを差し入れていただきました。うまいです。

このたびは,ご利用ありがとうございました。

2012年8月28日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:日記

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