美容室の業務用エアコン
天カセと呼ばれる天井埋め込み型のエアコンのクリーニングです。ダイキン2001年製?何かダイキンのマークがあると安心するようなところがあります。分解されるように作られているというイメージです。
高崎は連雀町にある美容室で,「カビの臭いがするけど,クリーニングすれば治りますか?」と聞かれたので「カビ臭はなくなります!」と答えました。内部はどんな状態なんだろう?
美容室は古い既存の建物の内部を改装してあり,1時間近く200Vのブレーカを探したのに見つかりません。仕方なく屋根に上り,室外機でFケーブルを外しました。
熱交換器はすごいことになっていました。油汚れはないようです。砂状のホコリがびっしりです。床張りで通りに面しているので,空気中の砂ボコリのフィルターのように働いていたのでしょう。これは効率が悪かったでしょうね。
このまま洗うとホコリを流しきるのが大変です。掃除機で荒く落とします。
次の写真は3枚の合成で,作業前,掃除機をかけた状態,クリーニング後です。クリーニング後の写真がきれいになった気がしませんが,お店の方が「アルミの色に戻りましたね」と分かってくれたことを書き添えます。
今回の洗剤はピアに過炭酸塩添加です。脱臭能力を高める狙いがあります。
当然汚水はどろどろです。
ドレンパンも見ておきますか?
ケルヒャーの高圧洗浄機も持ち込みましたが,自給式の吸水が不安定だったのと,やはりグリップとノズルの長さがネックでやめました。とりあえずは洗浄シートに上半身を入れて洗うのがいいです。頭も上半身もびしょびしょです。そして,シートの中は酸素が薄いようです。過炭酸塩で酸素が発生しているはずなんだけどなあ?なんとなく酸欠な感じです。それとも温度のせいかな?
おしゃれな美容室での泥臭い作業をしています。
さて,作業が終わって室外機Fケーブルを復元しましたが,通電しません。ブレーカが落ちたようです。軽く焦ってきます。「ブレーカはどこだ?」必死に探します。明日エアコンが使えなかったら大迷惑です。店長さんにも連絡して図面がないか,工事した会社の連絡先が分からないか聞きましたが,前任者のころの話で分からないとのこと。
探すこと30分。もしかしてと壁の大型ポスターをめくると,鉄製の扉が! 開けてみればブレーカーが4つ。そのうち主ブレーカが4分の1くらい下がっていました。切断→リセットボタン→通電。
「リモコンがつきました。」店番に来てくれていたお姉さん。良かった。
エアコンが動くとがんがん冷えます。
「カビの臭いがしないー」。しめしめ
だけど天カセ3台で8時間半かかってしまいました。
当店の公開中サイトは
2009年7月 7日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
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