浴室にこもる
玉村町M様邸にて浴室のクリーニングのご注文をいただきました。INAX1.5坪タイプのユニットバス。エプロンを開けたバスタブに2002年の表示があったので,10年ほどお使いかと思います。
ぱっと見た感じはとてもキレイです。Mさんがお風呂を使った後に拭きとるように心がけていらっしゃったので,洗い場の黒い棚も白くなっていません。バスタブ縁もツルっとしています。床は目を凝らすと岩肌のような凹凸に,いくらか茶色の汚れが入り込んでいます。これはと思ってお掃除前後を撮りましたが,写真では違いが出せませんでした。そのぐらい良く管理されていました。
ですが,やってみれば2人がかりで5時間以上。外せるものは全部外して外で洗う弟に任せて,僕の方は外せないものを洗っていただけなのですが,浴槽に埋め込まれているカランを磨いているとき時間を見たらもうすぐ3時間になりそう。まだまだやることがあるのです。
やはり水あかが一番硬いのはドア回り。スライドドアは簡単に外せて,レールもシンプルですが,水がたまる部分の水あかは厚みもあって着色しています。目で見た印象はガラス面の透明感アップですが,細かいところで時間がかかっています。
換気扇は気にされていた部分です。化粧板にカビが出ていましたが,それは外して洗えば簡単です。この浴室には,単機能の換気扇と,乾燥・暖房用換気扇がそれぞれついていました。分解洗浄します。
エプロン内は排水を止めて泡あわの洗浄液で漬け置き洗い。浴槽の排水はエプロン内にはたまりませんが,浴槽の壁際から落ちる水が内部をカビさせています。エプロンの上ヘリや,洗い場床から一段上がっている部分など,普段パーツが重なっている場所の水あかもかなりの硬度でした。
浴槽のカランやその付近の浴槽ヘリは洗剤が効いて,水あかをプラケレンで削れる程度になり,かなりさっぱりしました。
たらいを置く棚は取り外せる作りで,もしかしたらMさんも挑戦していたのでしょうか。プラスチックと金属ビスですので,力のかかり具合では埋め込みのナットが取れてしまいますよね。
7本のビスのうち4本があやしい状態でしたが,使用上は差し支えない感じでした。
水質のことがあるので一概に言えないのですが,やはりご使用期間が長くなるほど水あかは蓄積して硬くなっており,洗剤の力で落とすのが困難になります。これはハウスクリーニングの普遍的な問題だと思うので,何か良い方法が編み出されないか期待しています。当店も工夫してみます。
ということで,M様,ご利用ありがとうございました。
2012年11月12日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
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