当店作業車サンバーのメンテナンス
1月末が車検だったので,車検の速いちに出しました。先回ディーラーに車検してもらったのですが,いくつか気に入らないことがあって持っていく気がしなくなったんです。
事前に記録を調べて,交換や点検を希望する項目を書いて行きました。交換希望が点火プラグ,エアクリーナエレメント,ヒューエルフィルター,ATF,ブレーキフルード,Fブレーキディスクパッド,点検希望がエアコンベルト。
今のブレーキパッドは安いのを買って自分で交換したのですが,黒茶色のカスが大量に出てホイールを汚して大変でした。交換作業もかなり大変だったし。オートアールズでのオイル交換時に,パッド交換が必要と言われていたので,車検に合わせて今回はお願いしました。
約1時間ほどで点検整備が終わり報告を受けます。交換希望パーツのうち,点火プラグ,ヒューエルフィルタ,エアコンベルトは良好で交換必要なしとのこと。ATFオイルも問題ないし,手持ちのオイルが適合表にないのでディーラーに相談してほしいとのこと。
そうはいっても5万キロ超で,ATFは替えた方が良いと考えて,苦手のディーラーへ。後学のため作業を見せてほしいと頼んでみます。「危険だし,作業者の気が散るので不可」とのこと。作業場出口に一番近いピットだったので,外から見学できる環境でしたが,まあ担当がダメというので受付のガラス越しに見ていたら,手前隣のピットに別の車が入庫。これじゃ見えません。やっぱりここは僕には相性が悪いと考えます。
ATF交換が終わると,実際に作業したエンジニアが来て請求書を渡されました。5千円程度。思ったより安いです。うちのサンバーは後輪駆動なので安いようです。作業内容は,ドレンボルトを外して自然に抜けた分を計り,同じ量を給油するということらしく,実際簡単で単純な作業です。ネットで手間のかかる交換方法を見ていたので,ちょっと拍子抜けしました。エンジニアの対応は良かったです。説明では6リットルほどの全体量のうち2リットルほどの交換になっただろうということで,この方法が精密なミッション内部にとってリスクの少ない方法だそうです。これなら自分でやるにしろ2万キロごとにまめにやった方がいいですね。
さて意外に安く済んだATF交換に気を良くして,その足で車検のシールをもらいにいくがてらLLCを購入。OKWaveの情報を参考に自分でLLC交換に挑戦しました。
サンバーTV1は,LLC交換が面倒な方だと思います。ラジエターキャップが助手席下にあり,タンクは外しにくい設置です。何よりもエア抜きの口が3か所あり,運転席の足元中央にあるヒーターコア部のエア抜きをきちんとしないといけないそうです。
しかし,ダメもとでエンジン上部のエア抜きだけでやってみました。写真はエンジン部分のエア抜き。右上がヒーター部分にあるエア抜き。ここからあふれさせたら大変です。やるとしたらサイズの合ったホースが必要です。
ドレンから約2リットル抜けるので,同量の水を補充。アイドリングさせて冷却水の循環を待ち,また抜くという原始的な方法で8回ほど交換。それでもまだ緑色です。写真よりは薄かったのですが。根気が無くなってここまでにし,クーラントの原液2リットルと,ラジエターキャップにあふれるまでの水を入れました。
先回クーラント交換はディーラーで7千円ほどかかっているので,材料費だと1/10,しかし1時間半ほどかかった自分の人件費を考えるとまあ同じという感じがします。
問題なくヒーターが温まるのでエア抜きは厳密でなくても良いようですね。
さて,問題ないと言われても点火プラグが気になっていました。先日のモノタロウの買い物で,イリジウムMAX4本とエーモンのプラグレンチも一緒に買いました。
MonotaRo,DM許可にすると毎日のようにメールが来ます。そして厚いカタログが何冊も届きます。Amazonのメールも多いけど,すごい売り込みですね。まあ買わなくても工具のカタログは楽しいです。
そんなわけで点火プラグも交換。外すときはレンチの取っ手を回すのにかなり力が必要です。締めるときは,力を入れずに回して止まったところから1/2回転でちょうどいいトルクになるようです。この時取っ手が小さめなのがかえって良いかもしれません。力を入れすぎると良くないでしょうから。
外したプラグでエンジンの調子が推測できるそうです。白すぎもせず黒すぎもせずで良好。せっかくなので新旧ともにナンバーをふっておきました。
始動性やアイドリングの安定,さらには燃費に効果があるそうですが,今までより特に良い気はしません。まあ,この電極の違いを見ると,「嬉しいだろうエンジンちゃん」と想像するのみです。
プラグ交換はディーラーに頼むと工賃込2,080円。今回プラグ4本+レンチ代で約5,500円。見えないところに贅沢をしてしまいました。
2013年2月18日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
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