天井クロス洗いと柱の洗い
リピートオーダーのお客様の家で,天井クロス洗いと,和室2部屋の柱を洗いました。1日オーダーメイドでお受けしました。
今回のお客様Sさんとは面白いご縁です。
まず,Sさんのご友人Oさんから話が始まります。Oさんはカナダにお住まいですが,お母様のために購入された中古マンションのクリーニング業者を探していました。そのマンションは前橋市にあります。
カナダにいても,もちろんホームページは見られますので,当店が候補に挙がりました。直接電話をかけてくださったようなのですが,当店のフリーダイヤルが外国からの着信を受け付けていないため,お友だちのSさんが代理でお電話を下さいました。去年の4月です。
代理でといっても数回の電話,下見の立会い,鍵の受け渡しなどSさんとは何度もお会いすることになりました。
Sさんは私どもをひいきにしてくださり,そのマンションのクリーニングより前に,ご自宅の浴室クリーニングを注文してくださいました。・・・こんな経緯があります。
Sさんは,お母さまのお世話のために市内で引越しされ,今回はその家のお手入れに呼ばれています。腕のいい大工さんが建てた立派な日本建築です。
まずはレンジフードと浴室。
次に壁紙。壁紙といっても本当の布地で刺繍のような模様があります。20年ほど前の雨漏りでできた染みを薄くしたいとのご要望でした。この件は,やってみましたが残念ながらほとんど改善しませんでした。
今回は,ためし洗いでうまくいくことがわかっていた玄関天井のクロス洗いと,柱の洗いです。
玄関天井はビニールクロスですが,はえのふんと思われる黒い粒状のよごれとその周りのしみが気になります。見た感じでは,しみがクロスに浸透している様子で,汚れそのものは落ちても着色がぬけないのではと思いました。
これは,漂白作用がある洗剤が良いのではと思い,テムスケミカルの「くろすくりーん」を使ってみました。(これは比較的高価な洗剤で,買うのをためらっていたら,仲間のハウスクリーナーが他の洗剤といっしょに譲ってくれたものです。テツ・クリーンサービスの吉田さんありがとう。)
洗剤を塗っただけでは変化がないのですが,ブラシで力を加えると,あら不思議。汚れも染みも消えてなくなるのです。上の写真も左側がキレイになっているのですが,もう少し大きめの写真がこちらです。
画像の上側がクリーニング後です。天井クロスの風合いは変化せず,汚れだけ無くなっているのがわかると思います。洗剤に0.9%の次亜塩素酸ナトリウムが入っているので,作業中は多少塩素くさくなります。くろすくりーんは,静電気による壁紙の黒ずみにも効果があり,蛍光灯周りや冷蔵庫裏など引越し前後のクリーニングでは活躍するでしょう。
さて次は柱洗いです。本格的なあく洗いになりますと手間も費用もかなりかかります。実際,手順は一応知っていますがやったことがありません。洗剤(薬品)も強力なものを使います。
手垢など,生活上の汚れが落ちれば十分とのことで,オーブテック強力カーペットシャンプーとピアとオキシドールを使った洗いをさせてもらうことにしました。この洗いのいいところは,全て素手でできることです。ふすまと障子は外してありましたが,新しい畳は敷いたままです。手袋をしていてはきわどい作業は無理でしょうね。
洗剤を刷毛で塗る,ウレタンスポンジでしごく,ふき取りというシンプルな手順です。ウレタンスポンジとふき取りに使うJワイパーは,オキシドール添加の水でゆすぎます。汚れが強い場所は,1回目がオーブテック,2回目がピアでいきます。柱の風合いや色は変わらずさっぱりと汚れが抜けた感じに仕上がりました。
1日オーダーメイドで,通常10時3時の休憩はとらないのですが,Sさんのお気遣いで10時と作業後にゆったりとお茶をいただきました。いつもありがとうございます。
当店の公開中サイトは
2009年8月31日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
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