一戸建クリーニングの続き
先日投稿したお宅のクリーニングの続きです。
浴室はタカラスタンダードで御影石調の浴槽です。ぱっと見た感じはきれいなのですが,寄ると水あかバッチリです。銀酸を塗って,落ちやすそうな所からブラッシングしていきます。それにしても,パーツが水あかがつきやすく,とれにくい作りですね。
トイレは,手洗いがプラスチック製です。まず,写真だけ見てもらいます。
メッキがきれいになったのが目立ちますが,実際には排水周りに着いた水あかに手間がかかりました。作業前の写真はピンボケしているため分かりにくいのですが,目立つ汚れでした。
銀酸でも,強塩酸でもびくともしない硬い水あか。しかも素材がプラスチック。
どうしてもこのままにできなかったので,ベストベットと陶器用ナイロンで擦りました。水あかは削り落しましたが,当然プラスチックまで傷が入ります。
その後,コンパウンド,みがい太郎のパッド3枚で擦りました。表面はかなり滑らかになりましたが,写りこみの出るまでにはなりませんでした。これも今後の課題です。シリコンコーティングのほうが楽かもしれませんね。
便器のほうはきれいな写真になりました。
右側ですが・・・濡れています。水あかがとれているので実際きれいなんですが,これは反則(販促?)写真かな。
ある程度の築年数になってくると,他の部分で改善を望めない場所が増えてくるので,水廻りだけはしっかり汚れを落としておきたいです。買う側・借りる側からすると,そこだけは妥協できないでしょうからね。
当店の公開中サイトは
2010年3月 1日|コメント (4)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
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コメント (4)
洗面台・トイレの画像を拝見しただけで、
昨年の群馬遠征の記憶が甦りました。
関東の硬度が高い地区は、常に把握するようにしていましたが、
この遠征で良い意味で既成概念を破壊されました(笑)。
イメージ的には水垢が固いと言うのでしょうか・・・
無機系の汚れに関してはアプローチ方法をを更に多くした方がよいのか、
と考えさせられ、非常に良い経験となりました。
最近、弊社には石材の浴室の依頼が徐々に増えておりますが、
「石も大変だけど、群馬の水垢は腕が鳴る」と言ったところです。
ryoさんなら横浜辺りでは敵無しなのでは?
と思います。
投稿者:しろくまくん |2010年3月 5日 21:44
ありがたいのですが,過大評価です。(笑
こういうケースでは,削って磨いて再生するという方法が必要だと思われるので,経験のあるしろくまくんの手法を学びたいです。
2日の高崎市八幡原町の浴室は,見事でした。1年ほど前にもさせていただいたのですが,またカランが真っ白(驚。しかも硬い。公開は難しいというこちらの判断で写真は撮りませんでした。
お客様との話で,玉村町と同じ地下水を使った水道で,ミネラル豊富のようです。玉村では以前,退去後のクリーニングで,トイレ,シンクが温泉の給湯口のようになっているケースに遭遇しました。しろくまくんは,玉村にいらっしゃったんですよね。遠路はるばるお疲れ様でした。
硬い水あかといえば,アキラさんの生駒地区が有名ですね。
投稿者:ryo |2010年3月 5日 22:29
生駒は生駒市周辺なのでしょうか、それとも阪南・河内なのか・・・
いづれも出張でハウスクリーニング(浴室)しました。
確かに硬度は高いですが、
群馬の玉村町周辺と外房・南房に比べたら水垢の固さが全然違います(笑)。
神奈川にも硬度150近い地域はありますが、比じゃないです。
そして、単純に硬度だけで判断してはいけないということも解りました。
お客様に喜んで頂ける自分となるために日々、研鑽です!
投稿者:しろくまくん |2010年3月 6日 23:05
水あか道場破りのようですね。(失礼
そんな遠くのお客様からも期待されること,しかも出張してクリーニングすること…覚悟が違うと思います。
いちのすけさんの掲示板は本当に楽しかったです。今は研究会に相談するのでこの掲示板に行くことはなくなってしまいましたが。この記事で生駒を知ったのです。地域的なことは残念ながら分かりません。ごめんなさい。
http://osouji-ittetsu.com/nayamisoudansitu/read.cgi?no=29
投稿者:ryo |2010年3月 7日 08:14