ハウスクリーニングとリフォーム
この一週間関わらせていただいた入居前のクリーニング。今回はリフォームもいくらか絡みました。
今まで壁紙クロスの張替えなどは,知り合いの業者を紹介するというスタイルでした。紹介するだけですので,見積りから支払いまでお客様に直接やっていただきます。
実際の工事は別としても,当店で見積りし,工事に責任を持ち,一括してお支払いならお客様にとってお手軽かもしれません。
新たな試みとして,外注ですが畳工事・ふすまや障子・壁紙クロス張替えを業者間価格でご提供いたします。高品質の自社商品を使うことで単価を下げているので,「安かろう悪かろう」の心配はありません。
こちらの会社はリフォーム業者を対象に営業しているので(当店はハウスクリーニング専門店ですが),お客様から直接注文を受けません。なるほどそういう営業方法もありますよね。
壁紙クロスなどは,選べる商品が限られています。テレビで宣伝しているような高機能クロスや,珍しいものをお使いになりたい場合には向きません。ご入居前に,さっぱりきれいにしたい,壁紙にそれほどこだわらないので安く仕上げたいという方に向いています。
工期,納期は余裕が必要です。壁紙が入る場合は,2週間ぐらい余裕が欲しいです。今回は事前に打ち合わせしておいたこともあり,下見を含めて5日間で畳6枚の表替えとクロス張替え45平米が終わりました。もっとも壁紙は1日,畳は引き上げる時間と収める時間ですから,実際の工事時間はわずかです。
仕上がり確認させてもらったときの携帯画像ですが,畳と壁紙です。
今回のお客様は,安いこと,仕上がりの良いことに感激され,僕が人の仕事の分までほめられて帰ってきました。ありがとうございます。
本業のほうは,主にキッチンと浴室でした。最初にお電話をいただいたときに浴室の床の汚れが落ちるかどうかを心配されていたので,まずは浴室床から。
浴室は弟の担当でしたが,床はスーパークレンザーでほぼOK城北だったようです。念入りにブラッシングしている音がしていました。
こういう部分は銀酸で。
こういう場所をごしごし擦ってあるとつやが戻りません。男所帯だったようですが,かえって何もしていないほうがキレイに戻りますね。
僕のほうは,レンジフードとガスレンジと棚にかかりっきりでした。
このレンジフードの換気扇は金属製プロペラタイプです。時々見かけるものです。キッチンはTOTO製。
フード自体も換気扇も汚れが落ちやすい加工をしてあるらしいのですが,それは油が飛んですぐ拭き取る時のこと。何年も時間が経って油が樹脂化しているものを落とそうとすると,素材に優しい洗剤を使っていても場合によってはペロッと剥けます。
幸い紙フィルターの交換はまめにしていたらしく,内部は比較的軽い汚れです。ニューピアとクラウンガーデニング刷毛2インチとマイクロファイバー布巾で優しく洗ってあげました。換気扇のシャッターにわずか剥がれが出た以外は黒塗装を傷めずにすみました。
五徳が丸く膨れているように見えたガスレンジはこちら。
五徳こげが意外にふやけたのは助かりました。バーナー,魚焼き煙突ももちろん外してクリーニングです。
さて,トイレは便器交換ということで便器が外されていました。手洗いボウルが汚いです。弟が磨きました
水栓根元付近に素材にしみこんだ色があり,それがちょっと残念でした。
そして床の汚れが意外に頑固。
万能洗剤,ニイタカブリーチにびくともせず,ストリッパーでやっとやわらかくなりました。やわらかくなったといっても,Mブラシで縦横かなり往復させて取れていく感じです。いったい何の汚れでしょう。
白木調の色が戻ってさっぱり。
このあと壁面は追加で壁紙張替えになりました。便器がないと工事はやりやすいし仕上がりもよくなります。いいタイミングでしたね。
46坪ほどの和風住宅でした。全体のクリーニングとなるとかなりの金額になります。今回は水周りのみさせていただき,部屋のお掃除やガラス窓はお客様とご家族が何日も掛けてやっておられます。
和室柱の白木ワックスがけや,玄関ひさし柱の塗装などもされて,気合が感じられます。まねできません。こうやってこれから住むお宅への愛着がわくのでしょうね。
Mさま,今後とも何か御用がありましたらお声掛けください。
当店の公開中サイトは
2010年6月 6日|コメント (2)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
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コメント (2)
五徳がきれいですね。
わたしはいつもビニール袋に銀ちゃんの「コゲ取れちゃいます」を塗って半日くらい漬け置き、そして地道に削り落としています。
でもコゲは大分残ります。
どうすれば黒いものが(特に真ん中のバーナー)金属の光が出るようになるのでしょうか?
投稿者:ryu |2010年6月11日 07:56
ryuさん,コメントありがとうございます。
五徳のクリーニングでは銀ちゃんレシピは役立ちますね。ふやけたものは,水を流しながらがりがり君で落とします。それで落ちないものは,やはり一枚刃です。あらゆる角度から見て,焦げを残さず削ります。
バーナートップは銅の鋳造品だと思います。あまりはっきり書くのも気が引けるので,「アルカリと塩酸10%未満とステンレスワイヤ?ブラシ(がりがり君併用)」を使うとだけ書いておきます。銅の輝きは一度火を使えばなくなるものですが,ガスレンジのクリーニングでは意外に簡単でお客様満足度の上がる小技です。
磨いた場合,短時間でも試験使用しておくとよいと思います。お客様がガスレンジを使おうとしたら「火が付かなかった」では悲しいですからね。
投稿者:ryo |2010年6月11日 18:43