TOTO NEOREST AHタイプ2011年製に挑戦

TOTO NEOREST AHタイプ2011年製に挑戦

タンクレスタイプのシャワートイレは,設置されている姿がとてもスマートで,水洗トイレの最終形という気がします。

ですが,ハウスクリーニング業者としては,後付けやセパレートタイプのシャワートイレ便座と違い,化粧板を外すのが難しい物はすべて「メンテナンス性不良品」という位置づけなのです。内部に汚れが蓄積している場合,一体どうしたらよいのでしょうか。

タンクレスタイプのフラッグシップモデル。TOTOのネオレスト。ドアを開ければふたが開くウォシュレットです。

後でチェックしたら機種違いでしたが,タンクレスタイプの化粧板を外しているナオキンさん。いつでも真似できるわけではないのですが,「外せるんだ」と思うことがまず大事です。

1日オーダーメイドで水周りに入らせていただいている伊勢崎市大手町T様邸。去年トイレ便器を交換されています。先回はほぼ新品だったので問題なかったウォシュレットも,今年は分解の必要なレベルになっています。これは使い方が悪いというのではなく,水質の関係が大きいと思います。お風呂が真っ白になる水質なのです。短期間で水あかが生長する水質で,水滴が結晶化するパーツの組み合わせ。

弟が浴室,僕がキッチンを済ませ,午後は2か所あるトイレをそれぞれ担当。見た感じは汚れがないのですが,プラスチックのふたを開けてみるとかなりの汚れ。これは化粧板外しに挑戦するしかありません。

比較的分かりやすい場所のビスを外し,化粧板は浮き始めますが,外せません。壁側(後ろ側)の蝶ねじを外して便座を浮かせても変わりません。

便座の付け根にビスがあるなあ・・・外してみるか・・・あれ便座って外れるの?・・・ふたも外れるんだというような気づきとともに,ヘッドの隠してあるビスが見つかり,化粧板が外れました。

ですが・・・配線だけではなく,ウォシュレットのノズルを隠すふたにリンクしている細ーいプラスチックのアームがあるのです。これを外すと化粧板がかなり自由になります。メンテナンス性ははっきり言ってバツです。内部構造も,今まで洗ったどのシャワーヘッドよりも洗いにくく,化粧板が外せれば楽勝という造りではありませんでした。

まあ,この洗い方はメーカーも想定していないんでしょうね。でも,1年あまりでこれだけ蓄積するものがあり,化粧板を外しても洗いにくい物を,外さずに洗う方法があるんですか?! TOTOさんには改善を求めます。

121119-toilet.jpg

初回で分解に時間がかかったこと,残り時間が限られていることもあり,化粧板は配線がつながったまま内側の複雑なふたの部分を洗いました。

3枚目は,ヒントです。この形にならないと化粧板は外せません。

もう一枚写真を撮っていました。玄関外のタイルです。御影石調の比較的大きめのタイルで,歩行路線が黒ずんでいます。水だけ,そのあとピア,さらにステンレスブラシで洗いましたが歩行路線の黒ズミが変化せず。

へこんでいるところではなく,一番出ている部分が黒いので,油汚れの可能性があると判断。すぐに使えるニイタカブリーチを原液で塗布,トレピカでブラッシング。キレイになりました。

121119-tile.jpg

左が途中,右が終了時の写真。タイルや石と言うとなんとなく酸性洗剤が頭に浮かぶのですが,このタイルまでの動線を考えて今回は成功しました。

毎回午後3時の立派なコーヒータイムのあるT様邸。うんうんと聞いて下さるものだから,その席でエアコン分解談議や,ネオレスト分解初体験をしゃべってしまい,やはり自分はいくらかオタクなのだと反省しています。いつもお土産まで持たせて下さるTさん。今年もありがとうございました。

2012年11月19日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:日記

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