美容室です。大事にされているワンちゃんの美容室です。そのトリミングルームで使われていたエアコンのクリーニングです。クリーニング中にも別室でミニチュア・シュナウザーがキレイにカットされていました。
さて,エアコンにはご自分で手を入れてお掃除された跡があります。ルーバーが一般の方にも外せるように設計されています。しかし,モーター側は破損(涙。スイッチOFFで閉まり始めるルーバーが,最後に「カクッ」と開きます。
以前に動物病院のエアコンをクリーニングしたときもそうでしたが,犬の毛は軽く,しかもウェーブしていて,エアコンの熱交換器に絡みつきやすいようです。今回のエアコンも,熱交換器はもちろん,両側の銅の配管部分に大量に付着していました。
今回は左側から撮ってみました。
ここも高圧で洗剤を吹き,すすげると気持ちいいです。
気持ちいいほど汚れが落ちると,排水はこんな感じです。
洗浄中に黒い水と固形物が流れ落ちる感じは,始めて見る方にとっては衝撃的だと思います。何しろ,ここから送り出される空気を吸っていたのかと,心配になるのです。
後から聞きましたが,エアコン洗浄スプレーを使ったそうです。それも状態を悪化させた原因ですね。洗浄スプレーは汚れを落とせますが,すすぎません。私どもがやるような30キロの水圧で20リットルの水を流すという,すすぎこそエアコンは必要としています。
どうか,ご家庭では内部のフィルターの定期的なお掃除と,冷房使用後の乾燥を心がけてください。送風モードで30分以上,送風がなければ冷房のまま温度設定を室温以上にしてください。28度以上にすれば良いと思います。「内部乾燥」とか「内部クリーン」とか「においま洗浄」など,内部乾燥のためのボタンがある機種もあります。
それでも,においやカビが気になるようでしたら,高いと思ってもエアコンクリーニングがおススメです。
シロッコファンは劇的だったのですが,写真の取り方がいまいちでした。一応掲載します。
ルーバーは軸受けが割れていたのでテープと瞬間接着剤で修理。無事閉まるようになりました。一般の方にとっては,モーター軸から抜くというのは難しいと思います。やるのならどちらもプラスチックの爪を動かす方式にすべきです。>日立さん