ダイキン3兄弟 エアコンクリーニング

ダイキン3兄弟 エアコンクリーニング

当店はフリーダイヤルを表示していますが,実はメールでお問い合わせいただくことを望んでおります。

実はフリーダイヤルはすべて店長携帯に転送されます。日程や料金を決定できるので,うまくいけば最初の電話で話がまとまります。これは私どものメリットというより,何度も問い合わせをしなくてよいというお客様のメリットを考えてそうしています。デメリットは作業中に電話対応が求められること,お名前や住所,時には訪問日時で聞き違いが起こるリスクがあることです。

その点,メールでのお問い合わせはありがたいです。良く考えて答えられますし,記録に残りますので行き違いが減ります。パソコンのメールアドレスで受信しますが,店長携帯でも受信していますので,リアルタイム受信でバックアップ万全なのです。

本日は,いまのところまれなケースですが,メールで5回以上のやり取りをし,作業日に初めてお会いする(お互いに肉声も初めて)お客様宅のエアコンクリーニング3台でした。ですが,メールの内容から当店の方針や作業内容についてかなり熟知されていることがうかがえます。頂いたメールでありがたかったのは型式を3台とも教えて下さったことです。検索してある程度のめどが立ちます。

エアコンはダイキン製,リビングがF36HTSS-W,子ども部屋がF36HTNS-W,寝室がF25HTNS-Wでした。2006年と2007年製で,僕も利用した「エアコンのマツ」で購入され,施主支給で設置されたそうです。

作業順はリビング→子ども部屋→寝室です。リビングのエアコンがグリルアップ機能,空気清浄機能,ルーバーが左右上下動でした。当然一番汚れていました。他2台はスタンダードの作りです。

今回感じたのは,同じシリーズでも設計がかなり違うことです。作業の結果から言うと,

リビングエアコンは,モーターは外せなかったが,ファンは外せた。×○

子ども部屋のエアコンは,モーターは外せたが,ファンが外せなかった。○×

寝室のエアコンは,モーターもファンも外せなかった。××

ダイキンですから,ドレンパン一体成型のためドレンパン外し洗浄はもちろん不可でした。前置きが長くなりましたが,今日の画像をご紹介します。

まずはリビングエアコンのファン。

101106-fan1.jpg

ファンの向きを変えたのは,内側がキレイになっていることを見せたかったのですが,写っていませんね。地道に刷毛の毛先を効かせて洗ったのですが。

リビングエアコンについてダイキンへの注文。(何様?というご指摘はあえて受けません。

101106-neji.jpg

僕は個人的にはダイキンが好きですが,上記画像の注釈を設計の方が意に留めてくださるよう願っております。

子ども部屋のエアコンになりますと,分解がかなり楽でした。そして,モーター固定パーツは,こうあってほしいという形式です。しかし・・・熱交換器左側がよくわかりません。結局ファンが外せませんでした。この部分はビス1本か,わかりやすい爪で固定できると考えています。どうか初めて見る業者にもすぐ理解できる設計にしてください。

101106-evapo.jpg

 

今日の順番は面倒な機種から楽な機種へという流れになりました。最後の寝室のエアコンはルーバーも一枚で,ルーバーのモーターは電装に組み込まれており,アース,センサー,ファンモーターのコネクタ,室外機へのACを外すとごっそり電装がなくなりました。

しかし,なぜかファンモーターの固定方法が全く違います。室内機の取り付け位置のこともあり,外せそうにありません。左側も外れません。モーター付きファン付きで洗いました。

DSCN3465.JPG

自分でも面白かったのは,ファン付きで洗っていたころは水圧で回しながら洗っていたのに,ファンを外して洗うようになった今は,こういうケースではファンを止めて洗うようになったことです。

ファンカーブの内側のカビを落とそうと考えた場合,水圧が直接作用するようにファンは止まっていなければならないと思うようになったのです。知っていた人には当たり前かな。遅ればせながら当店の進歩と思っています。

そういうわけで,ファンもきれいになりました。

101106-fan.jpg

エアコンクリーニングについては,エアコンクリーニング高崎からお問い合わせをいただくことが多いのですが,このサイトを作ったころより,当店はかなり進歩していると思います。

江木町のKさま,当店のご利用まことにありがとうございました。

2010年11月 6日|コメント (2)トラックバック (0)

カテゴリー:思い, 日記

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コメント (2)

素晴らしいレポートですね。

こういった現場の声がメーカーに届くことを願っています。


ちょっとづつだけど、変わってきているような気もします。

実際、僕のブログを見てくれている、ある家電量販店の店長から

「ハウスクリーナーの意見をこの前、メーカーの工場視察の際に伝えておいたよ。」

って言ってもらえました。


家電メーカー、量販店、我々ハウスクリーニング業者、

どちらも同じサービス業。

お客様のことを第一に考えると、メーカーの製品も改善していくはずです。

地味な活動ですが、お互い頑張って情報発信していきましょう。


投稿者:まこと |2010年11月 7日 20:56

まことさん,いつもコメントをありがとうございます。個人ハウスクリーニング店のレポートでメーカーを動かそうとする同志を大変心強く思っています。

モーター回りについても熱交換器左側についても,もしかしたら自分の想定外の簡単な外し方があるのかもしれないと思っています。ですから,このレポートもツッコミを受ける覚悟で公開しています。わかる方は遠慮なくご指摘ください!

メーカーが,分解する業者を想定して設計していると感じるときは嬉しいです。エアコンや換気扇は洗う必要がある機械ですから,メンテナンスを考え,分解する側に配慮して作る技術者の気持ちに感じる入るものがあります。それは購入者への気遣いだと思います。ですからイメージや宣伝効果を狙った機能を優先するあまり,分解することがおろそかになった機械を見ると悲しくなります。消費者の本当のメリットを軽視していると思うのです。

話が広がってしまいました。

今回のお客様は,ブログの案内をしたらメールをくださいました。当店のサイトやブログをご覧になり,評価して下さいました。体裁ではなく,自分の言葉で書いていることを評価してくださる方がいます。こういうお客様のためにサイトやブログを作っているんだと思います。ありがたいことです。

投稿者:ryo Author Profile Page|2010年11月 8日 21:29

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