ちょっとしたテクニック?
エアコンクリーニングで重要なのは,熱交換器(アルミのフィン)とシロッコファンの汚れをしっかり落とすことです。さらに当店の売りは,ドレンパン(熱交換器の水受け)をはずして,ノロウイルスも撃退できる塩素でしっかり殺菌洗浄することです。
ところが,風を強制的に循環させる機械なので,室内機のさまざまな部分が汚れています。熱交換器の外側も結構汚れているのです。
例えば熱交換器の上の部分。室内機の天井といったらいいでしょうか。ここに奥行があると吸水ウエスの防水が効果的で,後ろに水がいく心配をせずに高圧で洗います。ホコリが洗い流されて気持ちいいです。
ところが,奥行10ミリほどしかない機種もあります。普段やっている僕の洗浄方法では,浸水するので,洗浄できません。
まあ,エアコンの風には影響が無いし,お客さんは絶対見られない場所です。でも,汚れを残しておくことはできないです。
そんな場所に,クラウンのハケを使います。毛質はポリプロピレンで毛足が長く幅が細いので,気持ちよく細部に当てられます。
毛細管現象というのでしょうか,汚れがハケに吸い込まれて来ます。カップの水でハケを洗いながら汚れに当てると面白いようにきれいになっていきます。
洗浄できないし,ウエスでは拭けない。そのちょっとした汚れを,ちょっとしたテクニックでキレイにできます。
ちょっと手をふれることを津軽弁で「ちょす」といっていたような気がします。まさに「ちょす」とキレイになるんです。ちょっとの気持ちで仕上がりは変わります。目にふれない場所ではありますが。
2009年6月 2日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:思い
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