水まわりのお掃除
昨日は来月から家政婦サービスに入らせていただくマンションの水周りをクリーニングしました。1年ほど使われた部屋を「クリーニング済み」の状態で引き渡されたとのことです。お客さんが言われるとおり「プロの掃除とは思えない」仕上がりです。
もちろん新しい物件なのでぱっと見た感じで汚れているとは思えません。感じとしては,うっすらとした水あかが落とされていないために,光にすかして曇った感じなのです。
浴室鏡がこんな状態。
今日こそはと思ってGSRを使いました。弟が磨いたのですが。面積もあり手作業ですのでダイヤに比べて時間がかかったそうですが,水あかが再付着しにくい仕上がりになったことを期待しています。
カランのこの程度の水あかも放置されていました。
お客様のものですが,たらいといすが透明なプラスチックでした。きつめのその水あかもすっかり取れておしゃれな感じが復活しました。
見込みよりずっと時間がかかったのがキッチンです。
整流板のある薄型レンジフードは,フィルターの受けの周りに油汚れが見えています。このレンジフードはその受けの金具全体が3つのビスで外れるようになっていたので,外してみると裏側からばっちり油汚れが出てきます。
完全な酸化にいたっていないので,200ccのお湯にニューピアを溶かし,ハンディクラウンの刷毛で塗ると,すぐ効き始めるのが分かります。
なんといっても,下見のときにはほとんど汚れていないと思ったガスコンロに2時間半かかりました。クリナップブランドですが,トッププレートと,五徳,汁受け皿すべてに焦げ付き汚れがあり,焦げ用洗剤を塗っておいても緩まないほど焼きついていたのです。
トッププレートの溝。大バーナー周りの3分の2周がこの状態でした。クリーニング前もすでに半分程度落としたところです。
焼付け塗装されているので,強いアルカリにも刃物にも強いのですが,溝が深くアールがきついので刃物が当てにくいです。
下見のときは未使用と感じた魚焼きも,開いてみれば煙突までしっかり汚れています。
下見では時間を掛けてまじまじと見るのがはばかられて,また余り時間がかかるのも素人っぽい気がして,汚れの程度を見落としてしまうことが多いです。これは改善しないといけません。今日の見積もりでは,じっくり見よう。
ガスレンジのパーツは,バーナーと煙突まで外して磨きました。新しいこともあり,どちらもいい感じに磨きあがりました。
仕上がったガスレンジは,自分が見てもクリーニング前とほとんど印象は変わらないのがちょっと悲しいところです。汚れが目立ちにくいということで,日常使用にはいいのかも知れませんね。
浴室を仕上げた弟が洗面台・トイレをメンテナンスしているころ,僕のほうはカウンタートップとシンクを磨きました。シンクは底面の浅い傷が見えるので,写真のほうがきれいに写っています。
水あかを落とし,漂白し,GSRで磨いて撥水状態です。一度磨いておくと,次回また磨くときが早くなります。
GSRとファブリックシートで適当に磨いても,シングル水栓の根元はきれいに仕上がります。新品のマット仕上げが再生します。
人口大理石のカウンタートップは,SMSジャパンのソイクリームという自然素材のクリームクレンザーで磨いてみました。いい香りがしますし,スクラブ効果もあるので使いやすいですね。
こうして軽く6時間が過ぎてしまいます。
汚れの程度からすると余裕のある時間を設定したつもりでしたが,終わってみればぴったりです。ただ,GSRやソイクリームなど維持管理に向いたクリーナーを使うことができたので,やはり多めに時間があるほうがより良い仕上がりにつながります。
来週また半日使って,広いバルコニーや,そのほかの細かい部分を仕上げて家政婦サービスの準備を整えます。
当店の公開中サイトは
2010年5月22日|コメント (2)|トラックバック (0)
カテゴリー:思い
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コメント (2)
下見で時間を掛けるのって、抵抗ありますよね
自分もよく有ります
やり始めたら「こんなはずでは・・・」って反省することが多いです
投稿者:かつお |2010年5月24日 16:58
コメントありがとうございます。
特にきれいに見えるときが問題ですね。結局「重箱の隅をつつく」ような見方が求められる気がします。
投稿者:ryo |2010年5月24日 19:44