電装部の養生

電装部の養生

10年は経っているサンヨーの4KWエアコン。熱交換器は逆V字ではなく 「く」の字型です。
サンヨー製品は,洗濯機もエアコンも分解しやすいと感じています。素直に組み立ててるので,直感的に分解していけます。

今回の場合,ルーバーに気をつけなければなりませんでした。上下2枚の幅の細いルーバーで,通常この手のものは化粧板を外す前に外します。ところが,右も左も軸受けから抜けません。

化粧板を外してから見てみると,右側は軸に突起,軸受けに切り欠きがあり,特定の角度でしか引き抜けません。まあこれは時々あるパターンです。左側はルーバー2枚を連動させる歯車が組んであるのです。これは普通に抜けないわけだ。結局付いたたままドレンパンを外し,そのまま洗ってもらいました。

ルーバーは左右の軸受けのほかに,位置保持用に途中に2箇所軸受けがありましたが,上のルーバーの軸受けが一箇所根元から折れていました。外せないものをはずそうとするとこういうミスが起こりがちです。家の人かエアコン業者か。今回も強アルカリで全体に白っぽくなっていたので,業者かも。こんなことを言っていますが,僕も同じような失敗を経験しているから分かるということです。^^;

今日の本題は,電装部の養生です。3つの道具?を使います。ウエス(白いTシャツの切れ端),布粘着テープ(これはお好みで),マスカです。

この機種なら電装部を丸ごと外せます。ところがその前に,交換器に接続しているアースのビスが外れません。これはどの機種にもある問題なのですが,ビス周りがさびやすく,しかももろい場所に固定しているので,無理に外そうとすると固定している部分が根元から千切れるのです。

一応締め付け方向にちょっと力を加えるとか(これはねじ関係全てに有効です),根元をプライヤーではさむとかしてみましたが,年式的にも無理できないと判断しました。

こうして電装と熱交換器につながったものがある状態は養生に難が出ます。まあでも安心して洗えるように工夫しましょう。

まずはウエスです。まとまった量の水がいく場合はウエスでは防げませんが,ちょろっと水が入るとか,しぶきが行く場所には有効です。まずこれを熱交換器と電装部の間に差し込みます。ドライバやピンセットなどを使い,保護したい場所全てにウエスの面が当たるようにします。その際,モーター横にある排水がかからないようにウエスの位置を注意します。この排水でびしょびしょになれば,ウエスから水がさかのぼって逆に濡らしてしまうからです。

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白Tシャツのウエスはどんな狭い場所にも入り込み,暗い場所でも見えるので今のところこれ以外無いと思っています。綿100%がいいです。

次に熱交換器の右の側壁にテープを張ります。これは水を防ぐこと,そしてマスカを貼りやすくする意味があります。

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ついでにぶら下がっているもの,ベーンモーターやリモコン受信部などを持ち上げておきます。これらを持ち上げておくと,電装部の下の部分は強電関係の配線のみになり,水漏れはあまり心配ありません。(濡らして良いわけではありません。

このあとマスカを貼ります。布粘着テープがいい土台になってしっかり貼れます。
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550ミリでも長い感じですので,壁側でたたみ,上から横にかけてエアコンの後ろに隙間なく貼り付けてしまいます。この貼り方の場合,下の部分は開放していますので,しぶきがかからない程度にテープで閉じます。ここを完全に密閉すると入り込んだ水がたまる場合があり,ぼくは半開放にしています。

エアコンクリーニングは最初静かです。なかなか洗い始めませんが,こんなことをしています。

この後3種類の洗剤を使い,さっぱり洗いあがりました。
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エアコンクリーニング,今年は天カセタイプをたくさん洗うことになりそうです。


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2009年6月25日|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:道具

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