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浴室クリーニング
昨年エアコンクリーニングをご注文いただいたお客様のリピートオーダー。「丁寧な仕事ぶりだったので」というありがたいお言葉も。
指定された時間に行くと,ワンルームの「空室」。いたずら電話だったのかと思ってしまいましたが,連絡先の携帯に電話すると,ちょっと遅くなりますとのお話。様子からこのアパートのオーナーです。良かった。
富士通のエアコンでシロッコごと下ろせるタイプでしたが,直下にカーテンボックスがあり,ドレンパイプの固定ビスが外れない。この状態で洗うのは不完全だし,面倒。じゃあカーテンボックスをはずそう!ということになり,メーカー成型品のボックスを固定している何本かのビスをインパクトで外し,無事全分解になりました。
今回のご注文は,「6年ほど独身男性が住んだ部屋の浴室で,落ちそうにない汚れがあるので」。ということ。二人で午前9時から午後1時過ぎまでがんばりました。
水あか系は簡単でした。ちなみにシャワーホースとヘッドは最初から「交換」と話しました。カインズホームで手元ストップのシャワーヘッド付で1,980円。10年物のホース・ヘッドは交換のほうがストレスがありません。
洗面器周り。銀酸+ベストベットとスコッチの陶器用ナイロン+歯ブラシです。そういえばプラスチックケレンも使ったかな。
この物件は,カビとの戦いのほうが難しかったのです。
壁面パネルや,ビート,モールにしみこんだカビ汚れが完全には抜けません。
オーナーは,「これは落とせない」という僕の言葉にひるまず,ホームセンターで売っている「錆とりつやの助」?と600番程度のサンディングスポンジでこすり始めました。思わず手を出してとめたくなるような感じですが,相手はオーナーですから。
それからは,二人で仲良く畳1枚ほどの浴室空間で壁を削りました。アパート経営もかなり厳しいご時勢のようです。「この汚れ落としてよ!」と高圧的にいう方ではなく,「これじゃあ,割に合わないよね」なんて一緒に作業しながら同情してくれる感じの方なので,本人のおっしゃるとおり「ボランティアみたい」なことになってしまうのでしょうね。
落語に出てくる大家さんのような気質の方なんだと思います。面倒見のいい大家さんをお探しの学生さんと親御さん,前橋市の群銀本店近くでワンルームをお探しでしたら,いい人を紹介しますよ。
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2010年1月24日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
尿石落とし
ほぼ毎月行っているボランティアのお掃除です。なぜか分かりませんが前の晩はリラックスします。
床の洗浄・ワックスやガラスのクリーニング,座席のクリーニング,トイレ掃除,タイルカーペット,エントランスタイル洗浄などビルメンテナンス的な作業が大半です。
ビルメン業者ではありますが,作業法や道具などで,他の方々と情報交換もできるのでメリットもあります。バーコのスクレーパー大・小はここで教わりました。
今日当店が割り当てられたのは,男性用少便器の尿石落とし。最初にやったときは強塩酸を使いましたが,今はサンポールで楽楽落とせます。使用回数・使われ方で違うとは思いますが,定期的な作業に組み込んでおけば本当にこの作業は楽になります。
暦では大寒というのに16度ぐらい?外で水道を使って作業しても寒いと感じません。洗い終わったトラップが輝いています。結束バンドも黄ばんできていたので交換しました。
これを専用のフックを使わずに指であげようとすると,たいてい落とします。トラップの角が欠けて,さらに断面が着色し非常に見栄えが悪くなります。接着剤できれいにつけてもやはりひびが目立ちます。便器本体にひびが入ることもあります。専用の道具がない場合は,このように結束バンドをまわしておくと安心です。
割れた場合のためにプラスチック成型の代用品があり,何個か交換されていますが,やはり陶器がいいですね。プラスチックは良く見ると着色してしまっているのです。
本体側もサンポールと陶器用ナイロンと歯ブラシでピッカピカ。
以前に1枚刃と耐水で磨いた水の出口もきれいなままです。16年経っているとは思えないです。
手弁当で5時間ほどの作業,お金にならないけどいい仕事ができると気持ちはさわやかです。
2010年1月21日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:思い
課題2件の続き
機種はダイキンFAYNJ50Lです。
リモコン受光部が比較的大きくて,簡単に外れます。するとその配線のコネクタとルーバーのモーターのコネクタがすぐ確認できる位置にあります。
シロッコファンのモーターの配線とコネクタも分かりやすい位置にあり,こういう作りは業務用のエアコンで培われたものと思います。電装は箱ごと上のつめと下のビス1本で固定されているのであら簡単。
モーターを抜くまではいい流れでしたが。
シロッコファンの左右幅が大きく,左右のケーシングに引っかかって出ません。熱交換器の左側を持ち上げても無理。たぶん右側のケーシングの手前半分をはずさないといけないようですが,年式的にかける可能性があり,自己満足のために壊したら意味がないのでここまでにしました。
お客さんは,吸っていたタバコをやめて,エアコンのにおいが気になるようになったんだそうです。確かにヤニ汚れが見られます。
シロッコファンは抜けませんでしたが,すべて洗える状態になっているとこんなところまでスッキリです。
こうしてみると分かりますが,壁側に貫通している箇所が多いです。洗剤と水はエアコンの壁側に流れてきれいになります。一番下の部分は洗浄カバーを回り込ませて受けられますが,もっと上の部分からのものは受けられません。
僕としては,壁紙が吸水性でない場合は,多少の漏れを容認しています。この場合ほっておくと色が抜けたりするので,Jワイパーなどで頻繁に拭きます。これも洗剤が穏やかに効くからできることです。
排水は特にシロッコファンの付着物で真っ黒でした。
お客さんは,「こんなに分解するとは思わなかった,友達にもクリーニングを勧めたい」といってくれました。当店のご近所ですので,ご紹介があればうれしいです。
お客さんには喜んでもらえましたが,僕としてはシロッコファンが抜けなかったというお話でした。
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2010年1月21日|コメント (2)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
課題2件
2件て書いたけど,もう一件は書けるかな?
今日の午前中は,毎月「半日オーダーメイド」をご注文いただくお宅で,上得意様です。
「半日オーダーメイド」は二人で伺って3時間でできることを何でもというメニューで,当店人気メニューで,しかも初めてハウスクリーニングを頼む方にも大人気です。
今日はお会いして新年の挨拶の後,まず来月の日程を決め,しかも「3週間ぐらいの周期にしたい」というありがたいお申し出。不況のこの時代に,当店へのご依頼を増やそうという方もいらっしゃるんですね。最初のご注文はエアコン4台(内,天カセ2台)だったと記憶していますが,ホームページを見て奥さまからのご依頼。・・・今はご主人が直接頼んでくださいます。(最初のご依頼はエアコンクリーニング複数台という注文で半日オーダーメイドではありません,誤解なきように但し書きします。)
宣伝,前置き?!が長くなってしまいましたね。
課題というのは,ステンレスの仕上げです。ステンレスは管理が簡単だと思えますが,意外に難しいのです。油汚れを落とし,くもりのない元の美しいヘアラインの輝きを戻すのは,神経を使う作業です。うまくいかない場合は1.油汚れがきちんと落とせていない,2.アルカリ焼けを起こしている,3.最後の拭き上げのミスがあると思います。
仕上りから,何がいけないのかの判断するのが難しいです。ただ,油汚れが落ちていない場合は,最初に見たまだらが残っているので,はじめからやり直しで,しかも洗剤を強化します。
いろいろ試して,今は苛性ソーダ主体,ストリッパー添加の洗剤で油を落とし,リン酸系の洗剤を落とした水でゆすぎ,水ぶき,からぶきしています。
最初にクリーニングさせてもらったときは,油汚れは落とせましたが,もやもやとした跡が残り,その原因がわからず悩んだものです。お恥ずかしいことに1年ほどかかって治りました。結局酸性クレンザーを使って磨いて戻ったのです。こうしてそれがアルカリ洗剤の焼けだとわかったのです。
焼けるのは酸だと思っていませんか?いいえ,アルカリでも焼けるのです。自然にやさしいエコ系アルカリ洗剤でも同じです。これって僕の使い方の問題なのでしょうか?
いまは学習し,多少の戻り作業もありますが,流れ作業でこのレンジフードのクリーニングができるようになりました。
AEG?のガスレンジ
とてもメンテナンスしやすいです。五徳,バーナーの黒天板,アルミ無垢のバーナーは簡単にはずせます。毎月洗うので汚れも軽微。
クリーニング前
アルミ無垢のバーナーは,ステンレスのブラシとガリガリ君で磨きます。なべ受けもガリガリ君でばっちりです。今日は事前に焦げ落とし洗剤を塗っておきました。ストリッパー10倍+重曹のナオキンクレンザーです。調合のレシピは自己流です。
30分もあればこんな感じに仕上がります。
時間が短縮した分を使って,この汁受けの天板を美しく磨いていけば,さらに美しい仕上りになるでしょう。
継続的にご依頼いただいているお客様のお宅のクリーニングでは,お客様には見えないかもしれない技術の進歩があります。目に見える変化も重要ですが,亀の一歩のような進歩も大事です。亀の一歩も,クリーニング業者としては大事な場合もあります。
お金で評価されるものばかりではないんです。これって自己満足の世界かもしれません。
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2010年1月19日|コメント (2)|トラックバック (0)
カテゴリー:その他
プロペラ換気扇をお風呂に
いつだったか兄さんから教えてもらいました。「プロペラ換気扇は丸ごと苛性につけても大丈夫なんだよ」。
もちろん,ちゃんとお金をもらっている場合は,さすがに気が引けます。予算や時間に上限があり,やむをえない場合にしか出来ないでしょうね。といっても,今までやったことがありませんでした。
昨日は20年経った県営住宅のお掃除を友人のためにしていました。換気扇はプラスチックの表面部分のパーツの表側はきれいなんだけど,その裏側は取りきれていないし,モーターを含む本体は一度も手入れされていません。20センチなので,もし壊れても手軽に交換できます。よし!やってみよう。
20年ぶりにお風呂に入れてあげます。ちょっと熱めの50度くらい。苛性ソーダ入りの美肌湯です。
もうちょっと湯量があるといいですな。
・・・しかし油が頑固です。30分ぐらい放置しても表面がいくらかやわらかくなるぐらい。たとえは悪いのですが,尿石落としのように,カリカリケレンしてやっと取れる感じでした。実際取れるものは,紙粘土の固まったもののような感じなのです。
この方法の場合は,洗った後の乾燥が重要なんだそうです。モーターやスイッチのボックスから中の水分が抜けるように考えて寝かせ,じっくり乾かします。
一応酸で中和洗いしていますが,いい感じで苛性焼けしています。(笑
良く乾かしたら,CRCなどをモーター内に吹き込んであげます。弱・強・消のダイヤルの字が薄くなったのはご愛嬌ということで。
復元が楽です。だって分解していないのですから当然です。これはいいです。
分解して洗う場合,モーター・シャッター連動部の復元は,構造はわかっていても結構時間がかかります。はずしたパーツについているべとべとの油を拭くのも大変ですしね。
もう一度セットされた換気扇は元気に回ります。異音もしません。洗う前はスイッチを入れてから回り始めるのに時間がかかりましたが,最初から勢いがあります。改善しました。
こういうクリーニングの仕方が嫌いな方もいるかもしれませんね。僕も決して推薦はしません。ただ,こういうことが可能だと知っておくのは役に立つと思うのです。
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2010年1月19日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:テクニック