最新情報
当ブログ「ハウスクリーニング日記」は,閲覧のみのサイトになっております。
2009年にMovableTypeを利用してブログを開始し,いろいろカスタマイズして今の形になりました。投稿を続けてかなりの記事数になり,画像を多用しているのでファイルの数も増え続けています。ですがブログ開設以降MovableType本体のアップグレードをせず,操作スキルも磨いてきませんでした。
このたび,サーバーを統合するために,ブログの引っ越しを試みましたが,当方のスキル不足で完全移転は難しいという結論になりました。それで,単純にサーバー内のデータを移転します。
この場合,記事の表示・閲覧などの操作には問題がありませんが,
新たに記事を書くことや,書かれている記事にコメントするなどの操作は一切できません。
スパムコメントはごめんですが,過去の記事に対して善意のコメントをしたいという方もいらっしゃいます。そのお気持ちを大変うれしく思いますが,以上の理由で書きこんでくださってもエラーになります。
もし過去の記事にコメントを書いてうまくいかず,それからこの説明をご覧になった方がいらっしゃいましたら,お詫びいたします。
管理人ryo
ハウスクリーニング日記,群馬県高崎市のハウスクリーニング個人店店長の記録簿です。
キレイになったことを中心に,しかし失敗や悩みも書いています。このスタイルがいいのか悪いのか,お客様の判断に任せます。
今後は本店サイトの一画にブログを置きます。もしサイズが大きくなって不都合が生じたら,例えばblog2/などちょっとアドレスを変えれば良いでしょう。
というわけで,今後の日記はこちらに投稿いたします。
これまでご愛読ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
現在独自ドメインを4つ持っていますが,そのうち三つを
エックスサーバー(X server),一つをエクセリア(XREA Plus)に置いています。
このブログを置いているのがエクセリアで,今のところ表示が遅いなどの障害はありません。でも1年前からサーバー統合は課題でした。エックスサーバーに4つのドメインを置くこと自体に何の問題もないのに,やむを得ず移転できなかったのです。
ときどきサーバー管理画面での操作が求められますが,エックスサーバーとエクセリアでは,操作がかなり違います。運営上面倒です。そして,ものすごく安いとは言っても,年2,400円が無駄です。
移転できなかった理由は,このサイトが大事なブログだということと,MovableTypeで動いているという二つです。
サーバーを移転する際に,一定の時間ブログが表示されないと思うと,心配です。もし移転した先でうまくいかないので戻すとなれば,また表示されない時間が出ます。このブログを見ている人はそんなに多くないのですが,公開している側の心理とでもいうのでしょうか。
これについては,参考になるサイトがありました。
この記事では,移転先にサイトを構成してその動作を確認してから,ドメインのネームサーバーを書きかえれば,中断なく表示が可能だと説明しています。これは参考になりました。
僕は,他のサーバーに同じドメインを置いてはいけないのかと思っていたので,まずその部分から目を見開かれた思いがしたのですが(恥。
もう一つはこのサイトが,MovableTypeの古いバージョンで,しかもかなりカスタマイズしたブログであるということです。
サイト内容をすべてコピーして移転先に置けば,表示は問題ありません。ですが,データベースの問題があります。このあたりは僕も全くチンプンカンプンなので,いろいろ調べてやってみましたが,うまくいきません。新規投稿したり,コメントを受け付けたりするためには,データベースがきちんと動く必要があるのですが,これがまた高度な専門知識を要する作業なのです。さらにバージョンアップも関係していて問題が複雑になります。
当然MovableTypeを提供しているシックスアパート社のマニュアルを見ますが,分かりにくいです。僕の脳の構造上耐えがたい説明です。
説明を見ながら該当するにリンク先に行き,そこでまたリンク先に行き,何をしているのか分からなくなります。これよりもわかりやすい外部の方のサイトもたくさん見ましたが,データベースあたりになると,やはりついていけなくなります。
そして見つけました。
途中から背景が黒くなって読みにくいのですが,サーバー移転でこんなに大変な思いをすることや,説明サイトが少ない理由が分かりました。要するに,シックス・アパート社のやり方に嫌気がさしたユーザーがMovableTypeを見捨てているんですね。ユーザーの心が離れると,他の人にもわかりやすいようにマニュアルを作ろうという気持ちが起こりません。親切なマニュアルが少ないと,非常にさまざまなケースで悩む「こういうとき,どうしたらいいの?」という末端のユーザーは,「どうしたらいいか分からない,やめよう」となります。
すでにWordPressでは2つサイトを作りました。サイト構成では,以前苦労した部分でも,WordPress関連では親切に説明しているしている方が多いことや,高性能なプラグインがあるので,あっという間に見かけの良いサイトが出来上がります。アップグレードも,WordPress本体もプラグインも,確認してクリックすれば勝手にやってくれる感じです。
僕は無料で利用させてもらったプログラムですので,MovableTypeについて批判的なことを書く立場ではないことを意識しております。ですがこの流れは,高性能なものを提供してもネット社会ではユーザーを軽視していると感じられると見捨てられる,という例かと思います。
この,ユーザーを軽視するか,ユーザーを重んじた運営をするかは,インターネットで宣伝している当店にとっても重要な教訓を含んでいると思います。
話が広がりましたが,そんなわけで,MovableTypeで構成したこのブログはエックスサーバーに移転します。そして単純に見るだけのブログになる予定です。(それで十分なのですが)。そして今後の当店ブログは新しいアドレスで,WordPressで構成します。ご報告まで。
昨年5月に,お母様へのプレゼントで浴室のクリーニングをご注文下さったN様。このたびはご自宅アパートの水周りを頼んで下さいました。ありがとうございます。
ご希望内容をメールでも送ってくださり,レンジフード以外のキッチン,浴室,浴室換気扇,洗面台とのことでした。イメージとしては浅く広く,目に見える部分をキレイにしたい・・・。当店人気メニュー半日オーダーメイドのご注文です。
前の日に夢を見ました。キレイな浴室で,どこをお掃除したらいいのか分からないと悩むという内容。初めて伺うお客様の家のことを考えて,お掃除に絡んだ夢を見ることが良くあります。
外観は現状回復で良く見かける感じの造りでしたが,間取りが面白くて,奥行きの浅い間仕切り壁があります。それを使ってキッチンの横に収納コーナーがあり,反対側には洗濯機スペースがあります。主婦の動線を考えたんでしょうね。
キッチンも浴室も洗面台も,キレイに使われています。水あかもほとんど感じられず,石鹸カスも目立っていません。いつもの通り,浴室は弟に任せて僕はキッチン。ぱっと見た感じでガスレンジが目に入るので,天板と五徳に手を入れることにしました。天板はテフロン塗装です。「コゲは落とせないかもしれません」と言って始めました。
まずは,オレンジクリーナーを塗ります。これはリモネンを主な成分とした水性溶剤です。コゲに効かせるために,しばらく寝かします。
Nさんは,シンク上のステンレス水きりのことをおっしゃっていたので外して洗います。正面窓も枠やビートに油汚れが見えるので洗います。このあたりは熱々ピアで十分です。ステンレス水きりは,良くあることですが表面のコーティングが剥げ剥げです。使用上傷が付いているところに強アルカリで洗うとこうなります。それにしてもステンレスにコーティングする必要があるんでしょうか。油が落ちてもすっきりしません。
壁面やガス台下を洗ってから,天板と五徳に入りました。天板はプラケレンでかなりコゲは落とせました。五徳は・・・コゲが取れると腐食が目立って見栄えがしません。残念。久しぶりにバーナートップは酸で色を出してみました。
こうして見ると,前後で五徳は向きが違いますね。五徳は苛性ソーダなどの強アルカリを使うと表面が傷んだり,洗った後にじわじわと内部から腐食する傾向があります。もしかしたら,以前マジックリンなどの油専用洗剤で頑張ったことがあるのかもしれませんね。
下の写真は懸案の浴室換気扇です。どうやればいいかわからないのでということでしたが,これはご家庭では無理です。
もう一枚は浴室カランと洗面台。どちらも劇的ではありません。まあNさんが「キレイになった」と喜んで下さったので良しとします。
僕の方も最後にささっとシンクを磨いて終了。ステンレスが硬めだったので,スポンジペーパーでヘアラインを入れる感じで磨きました。
最後にお茶を頂戴して撤収。N様,お掃除貯金して私どもをお引き立てくださり,ありがとうございます。
次の日の晩,Nさんからお電話がありました。「ガスレンジの炎が緑色なんですけど大丈夫ですか?」。
それは銅の燃焼反応です。酸に漬けて色を戻した関係で,しばらくの間色が出ます。虹色のでるろうそくがあるそうですが,炎の色は金属に由来します。それに似たものとお考えください。参考までに
銅の炎色反応 You Tubeをご覧ください。ご心配をおかけして申し訳ありません。
お電話でご注文いただきました。浜川町のO様から,浴室クリーニングのご注文です。言葉づかいも声もキレイな方です。今週中できるだけ早くというご希望でしたので,「明日のご都合はいかがですか?」。ということで,次の日に伺いました。
見せていただくと,壁面や天井にカビが出ています。気になることをお聞きすると,やはり扉やレール,浴室内のカビということです。浴槽ヘリやカランは曇っておらず,このあたりの水はやわらかい水質とお見受けしました。
浴室内のリモコンは操作できなかったのですが,50度前後のお湯が出ます。ありがたい。給湯は大抵40度前後で設定されているお宅が多いですが,お掃除にはもうちょっと熱い方が良いのです。
3枚スライドの扉で簡単に外せます。この浴室扉が簡単に外せるというのはメンテナンス上重要なことで,浴室を選ぶ基準の一つにしてほしいとさえ思います。その点,この浴室は扉もレールも簡単に外せる,良い設計でした。
とはいってもほとんどのご家庭では,浴室扉を外すことはないでしょうね。扉が重なる部分(普段見えない)は,ホコリが詰まっていました。また,ガラス面の下部には水あかができ,洗っても落とせないモノがたまります。ホコリを洗い落してから全体にBBクリーナーを塗ります。入り組んだ場所は小さな刷毛を使って塗り込みます。その後しばらく寝かします。
イスや桶を洗っている弟には,さらにパーツを出していきます。この浴室の排水溝は深くて三段構えです。配管メンテナンスの窓を隠す板もあります。
灰色のメッシュ皿はキッチン用ですよね。量産されているものを使う工夫なのでしょうか。面白いメーカーです。
順番が前後しましたが,換気扇も動作確認の上,分解クリーニング。
換気扇のパネルですが,結束バンドが見えています。片側のばねの爪が壊れていたので,応急処置として結束バンドで固定。作業前を見ると特に下がってはいないので,必要ないかも知れませんが,これで両側のばねが効きます。
換気扇には00年製造とあり,年式的に12年ほどご使用ということでしょうか。
浴室のブラインドはカビます。かびると厄介です。カビはそのままにしておくと塗装を腐食させて剥がしてしまいます。漂白洗浄です。ブラシで羽に行き渡るように塗り込んで洗う作業ですが,力を入れすぎると羽を折ったり,糸を切ったりしてしまうので,力加減があります。弟が得意です。
エプロンは床に近い部分に石鹸カスが出ていました。この色合いだと目立たなくていいですね。今回はナノマイクロファイバーのパッドが大活躍。僕の作業ではトレピカはほとんど出番がありませんでした。お湯とナノマイクロファイバーが洗剤で緩んだ石鹸カスをキレイに落とします。
エプロンに床が写りました。(乾いています。
さて,EMOTO製ユニットバスは扉とレールが外れて良いと書きましたが,洗い場床にも溝があって蓋がしてあります。ユニットバスと言っても現地組み立てが多いですが,この製品はほとんど完成しているものを入れる形式なんでしょうね。
外れるのはいいことですが,普段使いで重要なのは排水です。洗い場床の扉に沿って溝があるわけですが,その排水が詰まっています。レールの下も水がたまるので,抜ける場所がありますが詰まっています。
髪の毛やホコリに体を洗ったお湯が加われば必ず排水を妨げるような物がたまります。
床の排水溝にたまった水は,こんな小さな所から排水しています。簡単に詰まりそうです。実際,蓋を開けてみるとタプタプでした。レールの下もタプタプ。
洗い場床に段差を作らないで済むように,2重の水受けを作ってありますが,排水が悪ければ意味がなくなります。脱衣所の床がかなり湿気ていました。これは設計の問題ですね。
カビさせないためには,通気・乾燥が重要です。この部分に水がたまらないようにお手入れが必要で,できるだけ換気扇や窓で通気してあげて下さい。
シールは漂白前で見苦しくてすみません。EMOTOは社名が変わっています。今後のメンテナンスのご参考に。僕もネットで検索してみただけですが。
というわけで,ほとんどお湯で流れる汚れ,石鹸カス,カビとの戦いという浴室クリーニングでしたが,3時間半。10年を過ぎると時間がかかります。
O様,ご用命ありがとうございました。組み立てる前を含めてご確認いただけます。ご報告まで。