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今度は伊勢崎市美毛呂町の教室のクリーニングをさせていただきました。先日のダイキンと同じシリーズだと思います。F71HTSP-Wで2007年製。やはりホコリをまとっています。
カーペットは水色系で,なぜか仕上がりはピンク系より良いように思えます。洗剤の噴霧方法はだいたいコツがつかめてきました。面積が55平米もあると畜圧ポンプでは時間も手間もかかりすぎ。手持ちの電動機械で散布します。量は毎分2リットルぐらいでしょうか。あまり多いと逆にムラが出る気がします。
後は濃度の調整でしょうか。将来的にはクリスタル剤を使ったリンサーがけも試してみたいです。
今回のクリーニング後の画像。感触も柔軟になった気がします。
弟の方は窓ガラスをキレイにしています。
ガラス窓を掲示板のように使うのは,日本的なことかなあと思っています。
以前コンビニの定期清掃をしていたころは,こういうガラスを毎日メンテナンスしました。お店(オーナー)によっては,窓に直接ではなく,本棚に掲示板を下げて貼っている方もいました。逆にA4サイズの広告を何十枚も貼っている店もあり,雪の降る深夜1時ごろに遭遇して気持ちが折れそうになったこともあります。
ガラスがきれいで,ディスプレイはその内側に別個にしていただくと洗練された感じになると思います。ガラスのクリーニングも楽になります。
業者の立場でいえば,ガラス面にはカッティングシート以外貼らないでねとか,貼るとしたら片面だけにしてねとか,紫外線カットシートの上に貼らないでねとか言いたいことがあるのですが,だからこそお金を払って下さるのだと言い聞かせています。
おっと話が横にそれました。
エアコンクリーニングのことですが,やはり前面フィルターがふさがれて,化粧板の脇から吸気している状況でした。天井高2950ミリで設置も高め。当店の普段使っている4段脚立だと天板で作業することになります(本来は危険で禁止です)。フィルターメンテナンスなら4段でできますが,女性の多い職場では無理かと思われます。
まして一つはエアコン下に間仕切りがあり,収納棚・段ボールなどが置かれていて近づけない状態。
もっともエアコンクリーニングに好条件もありました。上下左右に余裕がある設置,コンセントが近くにあるなど。
というわけで,2台のエアコンクリーニングをスライドでご覧ください。洗っている場面やパーツのクリーニング前後がなく静かに進行します。最後の2枚は2台目で化粧板を外したクリーニング前後のみです。
化粧板というのがおかしいですね。化粧の下はこんな現実が・・・人間なら怖いです。
ご注文内容は,カーペットクリーニングとエアコンクリーニングが主なんです。でも,なんだかエアコンクリーニングがあまりにも劇的で題名がエアコンクリーニング。
それ以外にも,ガラスに貼られたテープを剥がして洗ったり,換気扇をきれいにしたり,トイレや手洗いをきれいにしたりすると,それも結構気持ちいいです。
大体分担としては,僕の方がカーペットクリーニングとエアコン分解,熱交換器洗浄,弟はエアコンのパーツを洗い,それ以外の水周りや窓などをキレイにしています。カーペットの方は,洗剤の噴霧方法や量,濃度などを変えながらより良い仕上がりを目指しています。
というわけで月曜日は遠方の館林に行ってきました。今後とも当店は高崎市近隣の営業範囲を守りますが,業者間の取引の場合はときどき例外があります。
ダイキンのエアコンでした。型式はF63GTSP-W,2006年製です。空気清浄機能があるらしいですが,この機種はフィルターの目が細かすぎるようです。まずフィルターが目詰まりし,フィルターの横わきから吸気を始めます。熱交換器はホコリだらけになり,冷房で使って結露を繰り返すとホコリが糊状になって熱交換器をふさぎます。
こういう症状のエアコンは,分解を始めてから終えるまでに何回か掃除機でホコリを取らないと進めません。最初はねじや端子が見えない,このまま外すと部屋にホコリが舞う等の理由です。
この感じだと,2年サイクルぐらいで洗わないといけない気がします。理想は1年に一度でしょうか。
この機種は壁から降ろさないとモーターが抜けません。ファンは外せそうなのですが,軸が茶色くさびていて動かなかったので,久しぶりにファン付き,モーター付きで洗いました。
こういう熱交換器に空気清浄機能が付いている場合,どのくらいきれいになるのでしょうか。
さて,グリルポップアップですが,試運転でカタカタと音がして滑ります。もう一度化粧板を外して,グリル側の歯車や,基盤側の歯車の様子を確認します。
また音がします。冷や汗。
問題はビスでした。試運転と思ってビスをせずに動かしたのがいけませんでした。あのビスで歯車の運動の伝達がしっかりするんですね。
ビスを回すといくらか化粧板が沈んで,基盤側の歯車ときっちり噛み合うのが分かります。
今後の記憶のために書いておきます。
今日は高崎市寺尾町。ご近所です。
またまたエアコンはホコリモンスターでした。機種は大好きな富士通。AS40GPR2Wで2001年製。福岡でも同じようなエアコンをすっかり分解して洗っている人がいました。
ただこの富士通2001は,下の1枚もの化粧板の爪が硬いです。2分割のタイプはもうちょっと外しやすかった記憶があります。ルーバーも3個あって一番下が面倒な感じでした。断面がローターリーエンジンの形です。
昨日のダイキンのドレンパンはそれほどではなかったけど,こちらは泥が固まっています。夏だと水はたまっているし,これがふやけてヘドロ状なので大変です。冬のエアコンクリーニングはここが楽です。
熱交換器と,なぜかトイレの画像。
富士通のエアコンは,一部背側の化粧板が残りますが,オーバーホールに近いエアコンクリーニングができます。とっても気持ちいいです。これから買う方にはエアコンは富士通のスタンダードタイプをおススメします。
立っていても見えるほどだったので,尿石を取ると清潔感がアップします。一度こんな風になれば,日常管理をする意欲も生まれるのでは。
業者のクリーニングが入ると,生活の質が上がります。といえるように頑張っています。
これから複数の英会話教室のお掃除が始まります。名古屋市の同業者様からのご注文です。
エアコンとカーペットのクリーニングが主な内容ですが,先生たちの手が回らない場所にもちょっと手を入れて快適のお手伝いをします。
当店のカーペットのクリーニングでは,リンサーがけを基本としてきました。前処理剤噴霧,ポリッシャーでブラッシング,リンサーで汚水回収という流れです。それほど汚れていないと思えるカーペットでも,真っ黒な汚水が回収されて驚きます。洗剤とリンス剤の相性が良いと,ふわっとした弾力も生まれて好印象です。
問題は乾燥時間で,一晩乾かすことが必要です。今回,この乾燥時間の短縮を目指して新しいカーペットクリーニング工法を取り入れてみました。
クリスタル剤です。名前からして夢があります。液体洗剤ですが乾燥が早く,汚れを包み込んでをクリスタル(結晶)にしてしまうそうです。それをドライバキュームすればよいというものです。
今回の現場は化繊で敷き込みのカーペットでしたが,かなり効果的だったと思います。
何かこぼしたらしい円状の跡や,入り口付近の黒ずみがワンパスで変わります。多少洗剤の発泡もあるのですが,下2枚は乾いてからです。
その日のうちに使いたい部屋のカーペットを洗わなければならないケースで助かりますし,回収するのが汚水ではなく,目に見えないほど小さい結晶で,乾式掃除機で回収できるので廃棄の問題も減ります。
しかも植物性の原料で中性。これはいい洗剤に出会えました。
弟の方は水周りの簡易クリーニングや高所作業など。
手洗いボウルなどは写真で見ると変化が分かりませんが,目で見る印象はもっと違います。どこが変わったのでしょう。間違い探しのように比較してみて下さい。
午後3時半から教室が始まるとのことでしたので,お昼過ぎに終えるよう作業設計し,撤収しました。クリスタル剤を使ったカーペット洗浄,今後も楽しみです。
こちらも12月中をご希望だったのですが,5日までお待ちいただいたレンジフードのクリーニング。前橋市南町のT様邸。タカラスタンダード幅90センチのレンジフードです。
10年以上お使いで,一度ダスキンに頼んだことがあるそうです。ご自身でもマジックリン等を使ってお掃除されているそうで,内部まで手が届く部分はお手入れされています。驚いたのはマジックリンを素手でお使いになるとのこと。マジックリンは油汚れに強いのですが,アルカリ性が強く皮膚への負担が大きいです。手袋は破れやすいし,指先の感覚が使えないので素手だとか。その思い切りの良さ,女性では珍しいのでは。しかもファンが抜けないからと,軸をドライヤーで温めたそうです。プロ顔負けです。
特にタカラのレンジフードは,各パーツが外せるように作られていますが,外さずに洗剤を使ってお掃除してあると,パーツ同士が糊で貼りついたようになってしまいます。蝶ねじが回らない,プラスドライバが入らない,ビスを外してもパーツが動かないなど,ちょっとした障害を乗り越えて無事に完全分解。
Tさんもこの分解を大変喜んでくださいました。ということでクリーニング前後。
逆流防止弁が四角で,しかもスチールの板らしく重い,内側には発泡材が貼ってあります。ピン1本で固定されているのですが外せるような遊びはなく,このまま洗いました。茶色は発泡材への着色です。照明は蛍光灯でそれのナンバーが1996から始まっていたので約15年物らしいことが分かりました。型式は消えてしまっていて確認できませんでした。
それにしてもタカラのフードの塗装は強いです。いくらか着色が見られましたが,触ると滑る塗装面がよみがえります。
90センチの各パーツはキッチンで洗うのは難しく,弟が外で洗いました。
組み上げて動作確認しているところにTさんからご指摘が。フードのスイッチ横がつぶれています。作業中に強風で自転車が倒れたのですが,その時に乾かしていたフードに当たったようです。
大変気まずいことになってしまいました。
ということで新年早々のレンジフードのクリーニング,後味の悪い撤収となりました。年式的に部品が調達できるか?賠償責任保険で対応できるか?この結末はまたいつか。
後日談
型式が分からないのが厄介です。今までのお掃除でシールの型式部分が消えてしまっています。型式の下の行は読めるのですが。
タカラに型式不明で部品在庫を問い合わせてみました。「写真などはありますか?」というのでサイズや特徴を書いたメールに添付して送付したところ,先方で調査して「型式判明,在庫あり」の連絡を受けました。マニュアルには一応スイッチもセットで販売するとなっていたらしいのですが,すでに在庫がなく特注するようです。値段はそれほどではないのですが,納期がかかります。前フードだけ取り寄せてもらうことにしました。
別途損害保険会社にも連絡を入れます。風で倒れた自転車による被害ということで心配でしたが,何しろ「置いた場所に配慮が欠けていた」という認定で扱ってもらえることになりました。当店の保険を扱ってくれる担当者はとても親切で的確な対応をしてくれます。処理も早いです。
届いたら群馬支店(高崎市矢中町)に取りに行くことにし,定価販売となりました。「今までにお取引はありましたか?」という質問に「はい」と答えておけば良かったのかな。定価と言っても思ったより安かったです。
大きな段ボールに梱包された前フード。本当に前フードのみです。フード内側の整流板も,スイッチ周りの金具も付いていません。ですが,既存のものから外すとビス穴などはすべて位置がぴったりです。ものの10分ほどで交換完了。
新品の塗装が思ったより渋い気がしました。
弟がいいました。「このぐらいで買えるんなら,あの手間を考えると買った方が良かったかも」。でもクリーニング料金が半分になっちゃうんだよねー。
T様,ご迷惑をおかけしました。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。今年もよろしくお願いいたします。
クリスマス寒波は数日で収まるという話でしたが,冬型の気圧配置が続いているらしく,群馬県は晴天・厳寒の日々が続いております。厳寒と申しましても,毎日真っ赤な朝日が昇ります。空は青く澄み渡り,庭に霜柱,窓ガラス(ペアガラスでない)の結露が凍り,最高気温が10度を超えないという状況を指しております。
ニュースで日本海側,北日本の吹雪くような映像を見ますと,ここは「厳寒」という単語とは程遠いです。私どもは津軽地方に10年ほど住んでおりましたので,多少北国の寒さの経験はあるのです。それでも・・・群馬県も寒いです。
さて,官公庁のように昨年28日で仕事納めをした私どもは,正月は4日から業務を再開いたしました。というのも大掃除的な御要望で12月中をご希望だったのですが,お受けできずに4日にとご注文いただいたのです。「12月にキャンセルがあったら連絡してほしい」というオプション付きで。大変ありがたいことです。
今回の訪問先は,高崎駅のほぼ隣にあるマンション。このマンションは他のお宅にも伺ったことがあります。ご依頼主のF様はお医者さん。以前に医院の天井埋め込みエアコンのクリーニングをご注文いただいたことがあります。お仕事の場所からご自宅へ,この流れをどう言ったらいいのか表現しがたいのですが,勝手に信頼の証と受け取り,大変うれしく思っております。
F様(イニシャルですみません),ありがとうございます。
今回のご注文はエアコン2台,レンジフードとガスレンジというもの。お電話で確認をしなかったのがこちらの不手際でした,実際に見せていただくとリビングのエアコンはノクリアです。幸いもう一台は同じく富士通のスタンダード。当店は,お掃除エアコン1台で2万円いただいております。
もともと料金的なことはそれほど気にしておられなかったのですが,取り急ぎ見積書を書いてご了承いただきました。
まずはスタンダードのエアコンから。富士通で露出配管となれば,サクサクとオーバーホールに近いエアコンクリーニングとなります。しかし2008年製ノクリアの方は意外に複雑でした。普段はてこずる化粧板はあっさり外れましたが,内部の造りが「あれっ」と思うほど入り組んでいます。今回特に難しいと思ったのは,上ルーバー(風向板)のモーター付近で,ルーバーのばねの仕込み方といい,こう言っては何ですが未完成の造りだと感じました。
お掃除機能自体は進化していたと思います。以前見たノクリアは,内部フィルターがお掃除中に出てきてスマートではありませんでした。ですがこの2008年製は,グリルも開かずに内部クリーニングしています。
絶対人の手によるクリーニングが必要だと思われる家電「エアコン」に,クリーニングする業者目線が生かされるのはいつの日かわかりませんが,今後もクリーニング業者の意見を申し上げていきたいと思います。
ということで,スタンダードタイプの方のファンと熱交換器(上)と,ノクリアの熱交換器洗浄前後(下)。お掃除機能つきのエアコンは大抵,皮肉なことに熱交換器に直接濃いホコリが付着しています。こうならないための自動お掃除機能なのですが,これが現実です。
使用頻度が高いので仕方のないことですが,ノクリアの洗浄中はかなりの戻り臭がありました。カビに反応しているときの臭いでした。「戻り臭」というのは業界用語(
兄さん語)でしょうか,洗浄剤に汚れ成分が反応しているときの臭いです。たばこ,油(動植物性,魚類),カビなどそれぞれ特有の臭いで,洗剤自体にニオイがなくても周辺に強烈な臭いを感じさせることがあります。
エアコン2台を4時間半ほどで終え,レンジフードとガスレンジに移行します。レンジフードはタカラのスタンダードタイプで,ガスレンジ五徳は丸型。使用期間も短いので汚れも落ちやすいはず。
そうは言っても五徳は五徳。「こちらが終わったら手伝うよ」なんて言いながら五徳と汁受けの焦げ付きはすべて弟の担当となりました。
レンジフードから外したパーツもすべて弟の担当。もっともフィルター,ファンは僕が洗いました。このいかにもアルカリに弱いアルミのパーツを復活させるのが勝負どころです。
ファンケースの内側の輝きが捨てがたく,4枚合成に添付してしまいました。それにしてもファンケース下の板が外れるこの造りは素晴らしいです。タカラスタンダードのこのレンジフード,塗装も設計も大好きです。
仕事初めから夕方5時までの作業となり,当店としてもヘビーでした。部屋を自由に使えない,そして臭いに耐えるお客様のことを思うともっと早く進めたいのですが,内容的にどうしても時間がかかります。F様,正月明けての長い1日にお付き合いくださり,ありがとうございました。