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今日はみどり市笠懸町の教室に行ってきました。伊勢崎まで高速に乗り,途中から国道50号。笠懸町のあたりは片側1車線で,50号のボトルネックですが,今日は比較的スムーズでした。9時前の時間で渋滞が終わった後だったのかも。
マンション1階のテナントスペースで,面積はそれほどではなかったのですが,何しろ悪臭がしました。そういえば「下水の臭いが戻るので何とかしてほしい」という注文も入っていましたね。分かることは対処できますし,分からなければ専門でないのでお返しします。
私どものわかる範囲で2つの原因がありました。一つはトイレの手前の洗面台の排水です。よくあるメッキのパイプが床の排水のパイプに入っているのですが,そこにある臭い防止のゴムパッキンがちょっとずれています。風と臭気を感じます。パイプを真中に入るよう押さえながらパッキンをまんべんなく押し込みます。
もう一つは使っていない流し台です。強烈です。ふたはしてあったのですが,開けてみるとトラップ部品がありません。排水が開口しています。もっとも部品があっても乾いていれば同じです。ここはガムテープでふさぎました。
エアコンは天カセ4方向でした。サンヨーの小ぶりな長方形。115×86センチです。ファンが2個あると大変ですが1個なので,まあ正方形の4方向とほとんど変わりません。ところで,業務用エアコンは正方形天カセ4方向が良いです。構造的に無理がないというか自然な作りなのです。天吊や長方形はメンテナンス(分解)が大変です。ときどき高い天井なのに天吊を取りつけているケースも見ますが,もったいないです。露出でも様になる天カセタイプをつけて下さい。
正方形専用ホッパーは使えないので,マスカで落とし,天カセ用ホッパーに集めて排水方式にします。550ミリのマスカだとちょっと心配で,1100ミリがいいです。在庫はなんと終わりかけの1本のみ。しかしそれがぴったり。3センチ重なって終わりました。なんか得した気分,そして嬉しい。
通常は30センチぐらい重ねますが,合わせ目は外からテープで止めれば問題ありません。
サンヨーなので分かりやすく,分解は30分。ナオキンさんの15分には遠く及びませんがだんだん進歩します。
洗剤はシルバーコンクP 温水20倍希釈。成分は「水酸化カリウム,カルボン酸ナトリウム,ケイ酸ナトリウム,消臭剤,除菌剤」でいわゆるアルカリ洗浄になります。業務用食器洗いの洗剤と考えて下さい。洗浄後は酸でリンスし,清水ですすぎます。
高圧洗浄機+赤いガンでやれば洗浄はあっという間ですが,今日の手持ちはキョーワのポンプ。しかし自作のノズルで意外にうまくいきました。まっすぐなランスの先に70度ほどの角度をつけてあり,先端は25度扇状噴射のいけうちノズル。
アルカリ洗浄で洗浄力が即効性。適度の噴射角度を持つノズルで厚い熱交換器を貫通させます。
天カセ1台なら時間に収まるけど,2台だと時間が足りない。現着で分かるので助っ人を手配できないし。2台あったらどうしよう。
そんなスリルに満ちた教室のクリーニングを続けています。あっ,またカーペット洗浄後写真を撮り忘れてしまった。
関東についていえば,一時的に寒気がゆるんでいるようですね。午後3時ごろから雨になりました。
今日の教室は藤岡市です。群馬藤岡駅のすぐそばでした。貸しビル2階で洗いものをするスペースが見当たらない。エアコンクリーニングがあるので,どうしても散水ヘッドで流しながら洗える場所がほしいです。弟が見つけました。
1階部分の屋根がせり出していたので,室内からホースをひいています。腰掛けるスペースもあり,寒いのを我慢すれば,大物も洗えます。
今日は教室の休講日だったので,通常の順序つまりエアコンクリーニング→カーペットクリーニングで進めました。
1台目は100センチちょっとのダイキン壁掛け型。ここ何日かで3台目です。分解も慣れてきます。
ホコリが粘着している感じで,刷毛を使いながら掃除機をかけてもプラスチックパーツについたものは取れませんでした。洗ってさっぱりします。
2台目はたぶん初めてのNECのエアコン。RK-V25F,たぶん1996年製です。作りはサンヨーでした。
この半透明のファンや,ドレンホースの継ぎ手がねじ込み式なのがサンヨー的です。
さらにもう一台ありました。古いシャープ製です。1993年製らしい。
ドレンパンが乾いているというのは,作業しやすいです。
上から下にできて良かったのですが,エアコン3台洗ってからカーペット63平米はちょっときついです。広い教室だったんです。報告用カーペット洗浄後写真を撮り忘れてしまいました。
弟の方は,エアコンや換気扇パーツの洗いもの,ガラス窓のテープ跡処理,トイレや洗面台の陶器を磨いて,シンク排水溝などにも手を入れました。
というわけで,本日も完了。ご用命ありがとうございました。
月曜日は渋川市の教室。エアコンは壁面に余裕のある設置で,大型壁掛け1台。ダイキンFAYP80P だいたい100センチちょっとのサイズで,家庭用壁掛けよりちょっと大きいかなという程度。
カーペットのアジテーションが終わり,お昼に出かけようかというころ,
しろくまくんからコメントが入り,携帯に転送されてきました。なるほど,さらに吸いだしをかけると良いのか。アドバイスありがたい。もともと洗剤(メーカー)自体も彼の紹介から知ったのです。当店のように地方で営業しているものは,情報の早い同業者からの紹介はありがたいです。
さてエアコンに戻ります。分解は楽でモーターやファンも抜けます。ドレンパン一体型の構造は少々難がありますが,ひどく汚れていなければ熱交換器を浮かしながらほぼキレイにできます。
やはり表で洗いものをすると地面が凍ります。マンホールを開けて,出来るだけ周りを濡らさないように作業しました。
火曜日は伊勢崎市のオフィスの床の洗浄でした。同じ棟に2つの事務所を使っていらっしゃるとのことで,一つづつ仕上げます。最初に洗った方は床を張り替えてあり,材質はリノリウム,たぶんサービスワックスはなしの状態でした。こういうときは1枚目にベーシックコートです。
置いてあるものはそのままで・・・というご注文でしたが,当店はそのような洗い方に慣れていないのでだいたい外に出させてもらいました。
飛散防止カバーがフィットしています。先回の剥離のときから使っています。ちょっと丈が足りないような気がします。しかし非常にフィット感があります。
二つ目のオフィスは,ご自分たちで市販のワックスを塗られていたそうで,落ちないヒールマークがあります。新品のゴールドコンポジットを傾けても落ちなかったので,剥離が必要です。「それほど手をかけたくない」とのことで,なんとなく悪いような気がするワックス塗り。いつか剥がしたいです。
S様,私どものホームページを見て選んでくださり,ありがとうございました。
水曜日は電動ハンマを借りてこんなことをしました。2センチほどのモルタルの下はガラだったので意外に早く進みました。ただ運び出しは大変です。排水が水平になるところまで掘るのかなと思っていましたが,友人の設備やさんが「後は任せて下さい。もう掘らなくていいですよ」。ホッとしました。
腰壁のタイルは手作業ではつりました。タイルは楽かと思って残しておいたら,これが一番大変。接着剤が全面に効いている場所などは,残るタイルを少しずつ剥がすことになります。
こういう仕事も知っておけば,クリーニングでも役立つはず。
木曜日は再び教室のクリーニング。富岡市です。そろそろカーペットは交換時期かも。それでも思ったより美観が回復したので良しとします。
エアコンは三菱の家庭用壁掛けが一台。
三菱のビーバー君です。
もう一台はダイキンの大型壁掛け。先日の渋川のよりちょっと能力の小さいFAYP63P 構造は全く同じでした。
2台使うとブレーカが落ちます。室内は約30平米。面積的にダイキンが使えれば問題ないと思います。
2階に二つあるテナントの1室でしたので,洗面台とトイレは共用部になっています。ですがもう一方はしばらく空室のよう。共用部ですが磨きました。
教室の床面積が小さかったのでここまで手を入れられたという感じです。
金曜日は,司法書士のHさんからのご依頼で,マンション一室の不用品処理とベランダ洗い(鳩フン)。しかし,予想以上に不要物が出て,マンション6階から地階駐車場への移動,処分場への搬入で終わってしましました。
住人の女性は出版にもかかわっていらっしゃった方なので,大量の新聞とその切り抜き,そして書籍もありました。まずリサイクルに出せるものを集めて出しました。ときどき金目のものも出てきます。弟と二人で見つけたものだけでも数万円。その他切手類,記念硬貨など。今回の料金は賄えます。
これは,捨てるほうの第2便。
関係のない第三者にとっても残しておきたいと思えるものはわずか。本人には思い出のある物も,よほどのものでなければ捨てられてしまいます。
大事なのは思い出。思いだせる思い出。本当に残る大事なものは,本人の記憶なのかなあ。
自分の身の回りにあり,捨てるのを躊躇している雑多なものが脳裏をかすめます。
ということでベランダのお掃除はまたあとでということになりました。H様,今回もご利用ありがとうございました。またお願い致します。
史上もっともおいしい剥離の次の日はさすがに朝一番の出勤が難しく,幸い半日分の作業量だったのでお昼に到着。太田市の教室です。
カーペットを洗うのが主な作業ですが,大きな天吊エアコンのフィルター周りの埃っぽさが気になり,フィルターを外して洗いました。相変わらず厳しい冷え込みで,エアコンが働かないとカーペットの乾燥が危ういです。
フィルターを外したまま運転していましたが,予想外に早く講師の女性が到着。午後2時頃だったと思います。「エアコンのクリーニングはできますか?」,「本部の注文がないと出来ないんです」。
「クリーニングで調子が悪いのも直りますか?」,「風が弱いなどの症状は改善しますが,温まらないといった症状は冷媒ガスの問題なので直りません」。 「だいたい30分ぐらいするとエラーが出て止まってしまうんです」。(エラー表示のメモもあり) 「それはどうでしょうね・・・」。
しかし今日はすでに2時間ぐらいきちんと動いています。他の作業をしながら考えました。そうか,フィルターが目詰まりしていてエラーになるんだ。フィルターを外していれば連続運転するということはそういうことだ・・・と思いつきました。
水が貫通しないほど詰まっていたというフィルターを弟が再生し,取り付けました。その後30分様子を見ましたが問題ありません。
動作不良も,フィルターをメンテナンスするだけで直ることもあるんですね。50平米以上の教室で,エアコンはこの大型天吊のみ,止まってしまえば小さなファンヒーターだけ。直ってよかったです。
さて,いつもは弟が洗うのですが,入り口床。漂白剤をふつうは床洗浄に使わないと思うのですが,他を洗い終わって捨てるのももったいないので流用します。それが意外に効果的。洗剤分を残さないように気をつけて。
洗浄効果は高く,手作業ででき,小傷に入り込んだ汚れも目立たなくなります。これもありかなと思います。
昨日は歯科クリニックの剥離洗浄を行いました。以前にエアコンクリーニングもさせていただいたことのある前橋市六供町の歯医者さんです。
床材はリノリウム。すでに端にかなりの抱き込みがあります。ワックスはそれほど厚くなさそう。
見積もりさせてもらい,78平米で通常の剥離単価でと計算しました。もっとも正確には,機材や収納,什器などで実面積は減ります。「時間はどのくらいかかりますか?」,「5時間ぐらいです」と軽く考えていました。剥離が1回で決まると考えていました。
最近使っているリスダン剥離の鬼10倍で行きました。久々にスケートリンクのような感じを味わいました。床は真っ白になります。
一番やりやすい待合室の部分ですでに3時間かかりました。剥離剤を塗って20分とか言われますが,もっと置いたほうが良いようです。待合室の剥離前後。
リノリウム表面は,艶消しのエンボス加工です。それが鏡面反射しているのですからかなりのワックスの層だったはずです。1年に3回で30枚,2回塗りなら60枚・・・
ここでいくらか作業方法を変更し,白く浮いたワックスを全面スクレーピングすることにしました。ポリッシャーを回すとパッドが詰まって効果が落ちるからです。スクレーピングしていったんバキューム,水をまいてポリッシャーという方が確実です。そしてまた剥離剤塗布。これを2セットでだいぶ近づき,さらにダメ押し,最後に修正みたいな感じでした。
第1回スクレーピング中。右は仕上がり。
タイネックスブラシだともっと速かったかも知れませんね。当店は持っていないけど。
4リットル持っていった剥離剤も足らなくなり,以前勤めていた表町の会社に分けてもらいました。ユシロンピック チャージ100。2リットル使いました。次回はこの剥離剤にしようかな。
先生が休憩室にいてくださったのですが,「5時6時になるかもしれません」,「いいですよ」次に「10時11時になるかもしれません」,「やってもらえるんならいいですよ,こちらとしてはありがたい」。別のときには「職人が時間がほしいというときは任せるしかないよね」。さらに「うわっ!ここまでキレイになるの」・・・こちらが動きやすいように気遣ってくださりありがとうございます。
診察室の床もキレイになったと思います。
こうしてみると下地の合板の継ぎ目が見えます。こういうちょっとした段差も剥離のときは厳しいです。
先生を待たせているので早く進めたいのですが,外は厳しい冷え込みになりました。夕方から地面の水が凍るなと思ったら,散水ヘッドも水が出にくくなりました。こういう剥離のときは途中でたびたび洗い作業が入ります。ホースは室内に持って帰り,使うときだけ持ち出すことにしました。ここでも能率ダウン。
というわけで,「お待たせしました」と声をかけたのが12時15分ごろだったでしょうか。F様,長時間辛抱強く待ってくださり,ありがとうございました。
当店史上最高のおいしい剥離でした。