ハウスクリーニング日記

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ナショナル,富士通のエアコン

ずいぶん前から声をかけていただいていたのですが,連絡がついたのが8月半ば。8月最後の日にエアコンクリーニングのご注文をいただきました。八島町のマンションにお住まいのY様。

「お掃除機能付きですか?」と聞くと「そんなのが付いている」とのこと。「1台2万円です」と言っても「お願いします」。「3台あるんですけど・・・」,「お掃除機能付きは1台でも3時間から5時間かかります」,「ではリビングのだけでも」。

時にはこちらのテンションが不足することもあります。このところちょっとオーバーワーク気味で,風邪気味なのか節々が痛い。毎日真夏日の状況でリビングのエアコンとなればトラブルは許されません。ましてシャープやパナソニックだったらどうしよう。

見せていただくとナショナル「10年間お掃除不要」のエアコン。グリルはポップアップ,ルーバーはアームで降りて回転する「いかにも」的高級機。型式はCS-637XB2-W 2006年から2007年の製品です。

全くお掃除する気はなくなりましたが,一応試運転。問題なく作動します。しかもグリルを開けてびっくり。新品のようにキレイです。今まで見たお掃除エアコンで初めて見た,カタログ記載通りの「お手入れ不要」に思える状態でした。

懐中電灯でファンを見るとさすがにかすかなカビが見えます。送風カーブはキレイです。Yさんにお尋ねすると臭いも気になったことがないそうです。

(実は)見る前から提案しようと思っていたのですが,「まだまだ暑い日が続くので,リビングのエアコンは涼しくなってから洗いましょう。実際中身がキレイです。」。Yさんは快くOK!

他の2台もとりあえず見せていただきます。

もう一台もお掃除機能付きでこちらもキレイ。しかしスタンダード機が・・・フィルター目詰まり中。

スタンダード機なら今日のテンションでも洗えます。

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左がそのお掃除エアコン。右はスタンダード機。ドレン処理を撮ってみました。意外に太い塩ビ管を使うんですね。隣も洋室で,その洋室の向こうのベランダまで配管しています。冷媒配管はどうにかなるとして勾配の必要なドレンはどうなっているのでしょう。

専門外の疑問はさておき,スタンダード機はもちろん分解洗浄。

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ご希望通りではありませんでしたが,無理なく事故なく作業完了できて良かったです。また秋ごろ体制を整えて伺います。


暑い日が続くと思ったら今日は不安定な空模様。ときどきスコールのような雨が降ります。雨が降って風が吹くと涼しく,日が照ると暑くなります。

今年の春から使っている我が家の富士通エアコンが,ファンの低速回転時にカラカラと音を立てるので分解。先日の2008年製,同じ外観の富士通にがっかりしていたのもあり,設計の変化を見たかったのです。

率直に言って,改善しています。あの2008年で打ち切りになった当店絶賛の機種に較べると見劣りしますが,同じ年に始まったこの外観のエアコン,ドレンを降ろすまでの過程がずいぶん精錬されていました。

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上ルーバーにはなにやらばねがついています。外さずに洗えました。モーターを外しても閉まった位置にとどまる強いばねが働いています。

下ルーバーはほぼ閉まった位置で抜けます。フルカバー化粧板はほぼ真っすぐに引き抜く感じです。上の爪が外れない時は,マイナスでこじれるようになりました。

ルーバーモーターは1個。リモコン受信部を外すと,ビス1個で外せます。歯車は挿してあるだけなので,ぽろっと落ちますが他にばねやワッシャはないので心配ありません。

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ドレンホースのビス,この位置この方向はやめてほしいです。我が家のように配管が右に出ている場合は短いビットでも干渉します。せめて右側面あるいは底面からの方向にできませんかね。実際昔の機種はビスなんか使っていませんでした。どうしても心配なら霧ヶ峰方式を採用してほしいです。

ドレンパンはビス4本での固定に戻っていました。良かった。しかし,大きな爪2本が据え付け板にかかっています。

そんなわけで,洗浄したら音が収まりました。虫もいなかったし当たっているものも見当たりません。原因不明のまま状況改善しました。

2008年の富士通スタンダードはダメでしたが,少なくとも2012年製はおススメできるレベルになっていました。ご報告まで。

2012年9月 1日|コメント (0)トラックバック (0)

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午前,午後とも床洗浄

午前中は前橋市六供町にて,歯科クリニックの床洗浄です。1月に剥離洗浄でスタートした定期清掃です。5月に入った時は,いくらか床表面が荒れた気がしたので,4カ月定期を1ケ月早めてもらいました。

今回はまだ床が汚れたとか傷が入ったという印象がなく,予防的メンテナンスになりました。この状態なら「あそこの床はいつもきれいね」ということになります。

歯医者さんの床は,移動できない機材が多く,全く歩かれない床面があります。毎回全体にワックスを塗っていくと,ビルドアップして黄変し,艶があるけど汚らしい床になっていきます。

ワックスを塗らなくても磨いて光沢をあげられればと思って,オーブテックのドライ対応のワックスを使っています。しかし,先回パッドで表面が削れる現象が出ました。上の写真2枚はその部分です。

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今回は白パッドで洗ってワックスを塗ったのですが,かすれが消えません。一度削り直す必要があります。

先回は乾燥時間が足りなかったのかと思いましたが,今回は塗っていない場所でも試して同じ現象が出ました。この微妙な凹凸のあるリノリウムがコットンバーニッシュパッドと相性が悪いのかもしれません。

下はレントゲン室のドアが擦っていました。普通のドアなら兆番の調整ぐらいできそうですが(一番下の兆番に厚紙を挟む程度),鉛を使っている放射線バリヤーの効いたドアは重くてとてもじゃないけど扱えません。これは工務店に頼んでくださいね。

さてこの床は,コットンパッドが使えないのか,ドライ管理ができないのか,今後もベストを模索します。いつもせっかくの休みの日にお付き合い下さるF先生,今後ともよろしくお願いいたします。


午後は20坪ほどの調剤薬局で,調剤室と休憩室とトイレがリノリウム,待ち合い室がPタイルです。今月初めに洗浄機材持参で伺ったら,汚れを塗り込んだワックスでとても手に負えないので延期しました。

なんでもレンタルマットの会社で床管理もしてくれるとのことで年2回ワックスを塗っていたそうです。

悪夢を見るような最悪のワックス塗りです。

洗浄していないと思える床にワックスが塗ってあり,掃除機をかけなかったのか,はたまた使いまわしのモップを使ったのか,巾木に近い部分にはすべてホコリとゴミを抱き込んでいます。

調剤室やカウンター内まで全部剥離すると長時間必要なので,今回は待ち合い室とトイレの剥離洗浄。剥離の鬼を使いましたが,塗った途端溶解するスムーズな剥離でした。

入り口自動ドア付近からの画像。

120830-floor2.jpg

右下がワックス塗布後(下地剤+ワックス)ですが,もう少し艶がほしい感じですね。Pタイルの表面処理によって仕上がりは様々です。来年初めに予定している定期洗浄でもう少し光沢が出るでしょう。

雨の日にお客さん(患者さん?)が滑るそうなので,表面のエンボスが効いているこのぐらいの方がいいのかもしれないのですが。

さて,クリーニング後,この自動ドア付近でPタイルが浮いてしまったそうです。もし当店で部分補修することになったらまたご紹介いたします。

I様,今後ともよろしくお願いいたします。

2012年8月30日|コメント (0)トラックバック (0)

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東芝製洗濯機と浴室のクリーニング

先月末にメールでお問い合わせ・ご注文下さった前橋市若宮町のH様邸,東芝製洗濯機と浴室のクリーニングでした。浴室が2階にあり,洗濯機もそこにあるとのこと・・・重複しての作業は難しそう。洗濯機から進めましょう。

機種は事前に教えていただきました。AW-80VE(W)
浴室はナショナル製とのこと。

奥様が対応してくださり,案内してもらって打ち合わせが済むと,そのまま「お任せ」という感じでやりやすかったです。

まずは乾燥機能付き換気扇を分解洗浄。換気できないと洗剤の臭いがこもります。

8キロ洗いぐらいのサイズになると,東芝の洗濯機は2つの問題があります。一つは内槽固定ビスがぼろぼろに錆びていること。もう一つはステンレス胴が完全分解できないこと。

今回手持ちのソケットレンチが滑るのできちんと6角のソケットを買いに行きました。10ミリが滑るような気がしたので,並んでいたもう少し小さいのも念のため購入。インパクトに挿して,「回れ・・・」と念じながらゆっくり握ります。無事外れました。

そんな問題はありましたが,分解・組み立ては戻りなくうまく行きました。7,8回回して,出てくるカスを拾います。


その後浴室。カビと細かい場所に手が行き届かないとのこと。お任せください。

ドアは閉めると外側で敷居がポップアップして水流を防止する作り。これはドアを外さないとお手入れできません。

その他,弟が時間をかけたのは浴槽ヘリ。スケールを荒く取って,磨きこみます。写真にはありませんがエプロンを外して内部も洗いました。エプロン内は直接水がたまる造りではありません。

最後に鏡を磨くのと漂白を同時進行。それでも終われば17時・・・。大変長らくお待たせしました。

それでは,ビフォーアフターをスライドでどうぞ。

120829-washmachine.jpg


作業翌日の追記:
Hさんからお礼のメールをいただきました。

「洗濯機,浴室の洗浄ありがとうございました。
昨晩,湯船につかりながら,つるつる感を体感しました。
また,素人では,手の届かない細かい部分まできれいにして戴いて,本当にありがとうございました。
またお願いする事があるかもしれませんので,その節は,よろしくお願いします」。

直接お会いすることのなかった依頼主から,こんな感想をいただけると大変うれしいです。
こちらこそご利用ありがとうございました。

2012年8月29日|コメント (0)トラックバック (0)

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ピアで洗えた話と,エアコンクリーニング

毎月伺っているA様邸のセンターレンジフードは,油汚れと言っても蒸気に乗った細かい油粒が広がってシミ状になった程度です。

ですがステンレスにできた油のシミは意外に落としにくいです。最近は,スーパーオレンジストロング(微粒子クレンザー)がお気に入りでした。

今回は備品を洗うのに使ったピアで落とせてしまいました。ピアを55度のお湯に溶かして使います。どんどん温度は下がりますが,下から上に進んだら問題なく落とせました。いつもより汚れが軽かったのもありますが,すすぎ性も良く効率的だったと思います。そのままカウンターの天然木天板なんかにも使えますしね。

120828-hood.jpg

55度のお湯に溶かしたピア・・・お試しあれ!
ピアは素手でも大丈夫ですが,お湯が熱いので手袋使用をおススメします。

55度って言うのは,意味があります。ある方に教わりました。
もっとも対象がステンレスなら心配ないのですが。

さて,午後はホームページの日程案内を見て電話を下さったU様。会社事務所で働いておられる女性です。

エアコン1台と換気扇を洗ってほしいとのご相談。換気扇は3,000円から5,000円ですって案内すると,予算の関係でしょうか,見てもらってから相談させてくださいとのこと。

エアコンは富士通Sylphide(シルフィード) 型式名はAS-32DPR-W 1998年製。

問題は,高さ2メートルありそうな事務所棚,エアコン下のファックスと光ルーターもろもろ。そして15畳ほどの事務所は大きなガラス窓(はめごろし)で,エアコンはこの1台。

クリーニング時は社長さんが一人でお仕事中。ときどき車に避難されていましたが,すっかり空けるわけにもいかないでしょう,一緒に耐えていただきました。

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換気扇はワンタッチで外れる部品のみ簡単に漂白洗浄。この程度の作業で3,000円はもらえませんね。次回はフィルターを新しいものに変えるといいかもしれません。

シルフィードはファンとモーターとドレンパンがまとめて下りるタイプです。下の化粧板が1枚もので,これは外しにくいですね。ドレンパン溝も室内側のみで,壁側は送風カーブの途中から外れてきます。壁側ドレン溝まで付いてくるようになるのはもう少し後です。

ビスの長さも様々で,きちんと使い分けないといけません。

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社長さん,予算の承認をありがとうございます。冷たい飲み物の差し入れもありがとうございました。

2012年8月28日|コメント (0)トラックバック (0)

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半日オーダーメイド後,天カセエアコンクリーニング

午前中は伊勢崎市除ケ町で,半日オーダーメイドでした。

お電話をいただいたのが別の方だったので,作業範囲に想定外のものがあり,やれるところまやろう!という感じで進めました。お住まいのご本人が途中で冷たいスポーツドリンクを出してくださり,「キレイになった」と喜んで下さったのでほっとしました。ご利用ありがとうございました。


午後は玉村町のお菓子屋さんの天カセエアコンです。若旦那?のI様からのご依頼。お店のものかと思っていたら,お菓子を作る場所(工場)のエアコンでした。National CS-J140UXH 2000年製です。

大きなステンレスの作業台,かくはん機,業務用のオーブン,シンク,冷蔵庫などに囲まれたプロの空間です。「小さな黒いカスが飛ぶ」ということでした。

お菓子を作る過程で使われる小麦粉などの粉がカビとともに熱交換器に蓄積し,風圧で少しずつ飛ぶのだと予想しました。

まずは分解。今日は35分でした。まだまだ時間がかかります。もっとも動作点検・風速測定などがありましたが。

120827-aircon1.jpg

外したパーツのクリーニング後の画像が撮れていませんでした。

下は,脚立に乗らずに撮ったクリーニング前後。天カセエアコンは構造的に無理がなく,分解洗浄がしやすいです。

カメラにまだ慣れていません。水濡れでFinePixの液晶がダメになったので,耐水・耐衝撃のカメラにしました。OLYMPUS TG-620 (アマゾンでこのカメラを買うなら,互換のバッテリーと,互換の充電器を一緒に買うと良いと思います)。 

NEC_0730.JPG

携帯で撮った写真で,画質が今一です。

この辺になってくると,エアコンのないこの空間は蒸してきます。奥の工場で下ごしらえをしていた方が,気を使って換気扇と扇風機をセットしてくださいました。

では,熱交換器に寄ってみます。ちょうど一番向こう側の角を撮ります。

120827-aircon2.jpg

熱交換器を上から下の3つの層に分けると,その中間部分に黒いカスが蓄積した部分があります。ファンの羽の風圧が強くなる部分だと思います。このカスが飛ぶのでしょう。

高圧洗浄ですっきり流し落としました。その排水バケツ4個。

120827-aircon3.jpg

左から,エアコン洗浄剤の排水,1回目のすすぎ,2回目のすすぎ,仕上げのすすぎです。最初のすすぎ排水は,すすぎとは思えない汚れですね。

左下は,天カセエアコンを洗う時の当店の機材です。7から8MPaの圧力で,毎分6リットルの流量がある高圧洗浄機を使います。ノズルが素晴らしく,分厚い熱交換器でも水流が貫通する威力があります。高圧洗浄機の音も勇ましいですが,ノズル先端が発するうなり音も頼もしいです。

右下は熱交換器の内側にあったコイルで,バイメタルサーモと書いてあります。暖房時に使うものだと思います。先日の天吊にもありましたが,最近の機種にはありませんね。ナショナル機でしたが,感じとしてはダイキンでした。熱交換器も比較的薄い(厚みが少ない)と思います。

風速温度計の測定値。リモコンの設定は25度弱風。

クリーニング前。吸い込み29度,1.3m/s 吐き出し13度,5m/s
クリーニング後。吸い込み30度,5m/s     吐き出し13度,5.4m/s

組みあげ,撤収まで3時間を切りました。非常に順調です。Iさんからキンキンに冷えたアクエリアスを差し入れていただきました。うまいです。

このたびは,ご利用ありがとうございました。

2012年8月28日|コメント (0)トラックバック (0)

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