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素敵な建築の入居前クリーニング
高崎市を中心に,強い印象を受ける建物をときどき見かけます。
外見は地中海沿岸の建築を,内装はアジアンリゾートを感じます。
古くなっても,それが味わいのあるアンティークな印象になるので長いお付き合いができそうです。
breath houseというロゴを見たことはありませんか。
こんな建物です。(サンバーがうるさいのですが,記念撮影ということでお許しください。アングルもたぶん南側から撮るとバルコニーのラインが入ってもっと感じが出るのだと思います。)
2月末にメールで,3月末予定で築2年の中古住宅をクリーニングしたいという見積もり依頼をいただきました。前の方のお引っ越しがぎりぎりなので下見はできないとのこと。不安がありましたが,築浅の物件ということもあり,概算でのお見積もりを返信しました。工期は3日頂きました。
その後,電話やメールで何度か打ち合わせがあり,クリーニングの前日にお客様にお会いして鍵を預かりました。通常お支払いはクリーニング完了後ですが,「余分にかかればまた」とお支払いもいただきました。そしてその時,今回クリーニングするお宅がブレスハウスの建物で,無垢の床材の傷が気になるというお話を伺いました。
その日はそのまま帰ろうと思っていましたが,やはり見ておくことにしました。
針葉樹の無垢床板でオイルステイン仕上げです。犬の爪でできたと思われる傷があります。お客様は2か所を気にしておられましたが,1階床とキッチンカウンター前の小上がりははほぼ全面的です。でも,これは想定されていることらしく,キッチン奥の収納に部材ごとの塗料がペットボトルに入って置かれていました。床用は1.5リットルありそうです。
お客様も問い合わせたらしいのですが,僕も床の傷の写真を添付してブレスハウスにメールで問い合わせました。
次の日電話があり,「刷毛でもスポンジでもいいからオイルを塗り,乾かないうちにタオルで拭けばいいよ。塗料が足りなくなったら残っているうちに持って来て。作ってあげるから」との何とも心強い言葉をかけてもらいました。ちなみにお客様希望は,オイル補修→艶なしワックス仕上げでしたが,再度オイルでの補修をするときに水性エマルジョンが邪魔をするので勧められないとのことでした。面識のない業者に親切にしてくださり,ありがとうございます。
クリーニング2日目の最後に,床を洗っておきました。ワンちゃんの肉球から出る脂分でしょうか,あるいは床のメンテナンスで使っていたというオリーブオイルでしょうか?いくらかべたつく感じがあったのです。
面積があるのでポリッシャーを使うことにしました。洗剤は松脂からできているエコソフィ+リモネン系ナチュラル洗剤。木材と動物と植物の油分には適していると思って。パッドはマイクロファイバー。洗剤はピアでも良かった気がします。脱臭作用も効くかもしれません。マイクロファイバーは回転開始にかなり力が入るので,ここから始めたなという跡ができます。
洗いたては上履きの跡が付く感じで心配でしたが,3日目の朝はさらっと仕上がっていました。3日目は午前中に窓を洗い,小上がりを試験的に塗装してお昼休憩。帰ってくるといい感じです。
午後はメインの1階床全体の塗装,2階床の部分補修です。乾燥させないように心掛ければどんどん傷が隠れていきます。塗りムラも感じられません。これは楽しい作業です。
これはお客様が気にしておられた場所で,かなり爪の跡があります。2枚目の写真が補修中で,左の板が補修後です。右の板よりひどい傷があるのですが,オイルの色が入って目立たなくなっています。
塗装の経験がなくてもできると思います。床の傷が気になるようになったら,家族でやってみるのはどうでしょうか。結構楽しいと思います。もしかして壁なんかに色をつけてしまっても,それはそれで思い出になると思いますよ。
というわけで,最後は楽しい塗装作業で今回の入居前クリーニングを終えることができました。Hさま,当店のご利用ありがとうございました。
他にも写真を撮ったので,スライドでご覧ください。
1.1階中心部の床 2.キッチンシンク 3.洗面ボウル 4.トイレ陶器タンク側 (洗面台もトイレも目で見れば劇的に変わったのですが) 5.浴槽のヘリ 6.浴室全体 7.キッチン収納取手 8.玄関取手
玄関の取手は真鍮製だと思います。銀酸にゆうこ(謎)を混ぜて塗り,ヨガマットで擦りました。あまり全体が輝くとバランスが悪いので,グリップ部分のみ。
これからHさんご家族が使って色が変わってゆくでしょう。それが楽しみです。
当店の公開中サイトは
2011年4月 2日|コメント (0)|トラックバック (0)
保育園の窓ガラス
以前にお見積もりしていた近所の保育園の窓ガラスクリーニング。
晴れて暖かく,水を使うお掃除日和でした。
見積りのときは,窓ガラスの内側に油性のクレヨンで描いた子どもたちのかわいい絵が多数ありましたが,すでに先生たちがお掃除して消えていました。
内側は全部三枚刃を当てるので,作業自体は同じでしたが,その時に落ちる水にクレヨンの成分がないのはずいぶん助かります。作業効率が上がりましたし,枠やレールまで面倒をみることができました。
枠やレールまでって当たり前なのですが,ここまでクリーニングしてほしいという作業範囲を重視していて,「ガラス面以外の部分は気にしないでいいから」というご注文だったのです。
作業方法は,外側はホースを伸ばして散水しながら洗いました。蓄積した砂ぼこりは,シャンパーの水分では取りきれません。また散水ヘッドをうまく使えばレールもかなり流せます。
もうひとつの散水ホースで網戸を洗います。金具を外して網戸の重い枠をレールから外すという手のかかる作業です。
内側はテープの跡をそぎ落とし,何枚かは樹脂絵の具で描いたお日様や虹の絵を剥がしました。作業前の絵が見えますか?
この時ちょっと失敗したと思ったのは,濡らしてから刃を当てたことです。水分で軟らかくなり,落ちた先で貼りつくのです。テープ跡とは違い,乾いたまま剥がして,掃除機で吸うのが良いようですね。
他にも3枚あるうちの1枚でギブアップした30センチ四角ぐらいの透明なシール。温度と新しい刃が必要のようですが,またの機会にチャレンジします。
喜ばれたのは玄関にあるガラスブロック。外側は目地材の筋を,内側はテープ跡を1個づつ三枚刃で落としました。「透明だったんだ!」と驚かれました。外で作業している顔がはっきりわかるぐらい透明でした。
作業中は「おじさんが来た!」,「おじさん何しているの?」,「おじさんじゃないでしょ,お兄さんよ(先生)」,「いえれっきとしたおじさんです」なんていう感じで,子どもたちの注目を浴びました。
園庭で子どもたちがワイワイと遊んでいます。いじわるされて泣いている子もいます。
暖かい日で,木蓮がみるみる開いていく気がします。木蓮の向こうはソメイヨシノです。まだつぼみです。(子どもたちはお昼を食べに園内に戻っています。)
こういう日常が,大きな被害に見舞われた地域の方々に,一日でも早く戻りますように。
2011年3月31日|コメント (0)|トラックバック (0)
浴室とキッチン
去年末2日予定を組んでいたお得意様のSさん。「浴室の壁が無償交換の対象のようですよ」とお話しすると,早速メーカーに連絡。浴室を含む1日分は交換工事後に延期になり,昨日行って参りました。
浴室ドアの上にINAX BYD-1620CBSLそのほかもろもろの英数字の入ったシールが貼ってあります。壁面無償交換の件は徳島のハウスクリーナー,リファインワークスさんから教わりました。
お客様に聞くと,最初は2人だったのが7人ぐらいでワイワイ交換工事していったようです。エプロンの外れる浴槽で,浴槽は脱衣所(広いから置ける)に出し,何もかも外してスケルトンになったとのこと。
とっても明るくなりました。そして壁面パネル自体は最近の製品のようです。交換前後の画像。交換前は症状を見てもらえるようにアップです。
触ると小さなうろこが剥がれて拭きとりも大変だったこの壁面。高光沢の(たぶん)水あかが付きにくい素材になりました。
しかし,毎年来ているのにこのお宅の水あかは硬いです。写真で見ると簡単そうですが,何度か工程を繰り返して落としています。
鏡上下もバリバリ
ちなみにカメラの手が僕で,向こうに写っている手は外に下がった弟です。
ドアのレールなんかも
ドアのビート部分のカビは,ナオキンさんから教わった2種類(次亜塩素酸+○○)を混ぜて時間をおくようにしたら,以前よりずっと色が抜けるようになりました。ありがとう。
さて,僕の方はキッチンにかかりっきりで,幅90センチ,高さ70センチぐらいあるクリナップのレンジフード(大きいです!)をまず洗います。このレンジフードはシロッコファンを含む台形のユニットが天井部分に固定されていますが,コネクタ1本とビス1本外せばスライドして外せます。
前面フードについているスイッチは無線で,台形ユニット最下部に受信部があります。レンジフードのスイッチが無線というのはとてもいいアイデアと思います。
ただこのフードは全体があの「お湯で油汚れが落とせます」塗装のようで,長期間油が付いていた場所は,油を落とした後に跡が残ります。大変きれいに管理されているだけに,そこが目立ってしまうんです。僕は個人的には焼き付けの頑丈な塗装が良いと思います。
レンジフード関係で午前中が終わり,午後はキッチンパネル,シンク磨きなど。
意外に楽だったのがシンク底面で,ホーロー製の洗い桶が置いてあったのですが,ほぼ無傷です。スポンジペーパーの往復だけでほとんどキレイになりました。
洗い桶の移動や,食器を直接置くことでシンクには傷が付いていきます。それを気にしながら生活する必要はないと思いますが,ちょっとだけ気を使っていただけると仕上がりが違います。
しかし天板から側面までの水あかがきつく,そこが今回のポイントでした。
先回挑戦して惨敗したステンレス水切り網。今回は時間をとられたくなかったので手をつけませんでした。これはどうやって水あかをとりますかね。塩酸のプールに漬けるのがいいと思うのですが,相当量の希釈液が必要だし。交換の方が...という気持ちもあるし。
とても暖かい日でした。年末の寒くて予定が詰まっている時期のクリーニングと違って気持ちに余裕があります。今日がキャンペーン適用最後のお客様です。Sさま,いつもご利用ありがとうございます。
当店の公開中サイトは
2011年2月26日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
トイレのクリーニング
2年ほど前にも,半日オーダーメイドでトイレとレンジフードをご注文下さったSさん。もうすぐ出産とのことで,先回と同じようにウォッシュレットのタンク内までキレイにしたいとのご要望でした。
今回はトイレのみクリーニング。先回の場所からお引っ越しされていました。
TOTOのウォシュレットで,ぱっと見た感じはそれほどではないのですが,上からは見えにくい場所に尿石ができています。
2人で行きますので,ドアを外し,ペーパーホルダーを外し,換気扇を分解し,ウォシュレットを分解し,手洗い部分を取り外し・・・と分業体制に入ります。
換気扇(ピンボケ失礼)
途中で帰ってこられた奥さまが,「換気扇をつけられますか?」。脱衣所の洗面台もお借りしていたのですが,そこには換気扇がなく,トイレのは分解クリーニング中。次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)です。自分たちは慣れているニオイですが,きつかったでしょうね。途中から玄関ドアを開けての作業になりました。
ウォシュレットと陶器は今回,マクビーを使いました。尿石もまだ硬化が進んでいないので,刷毛で取れないものはプラスチックの先を当てると壊れていきます。
タンク内も消毒したいとのことでしたが,ポンプで吸水する形式。消毒液を下から注入というわけにいきません。
タンク上のフローセンサー付きのふたを外しました。
当初次亜塩素酸を考えていましたが,ケースに入れていた四級アンモニウム塩を有効成分とするピロキシーを少量入れました。タンク容量は2.5リットルぐらいだったでしょうか。少し置いてから水抜き。
このふたはビス2本で止まっているのですが,復元でいくらか配慮が必要です。良く見ると黒いゴムリングがパッキンの役割を果たしているのですが,これがキチンと水平に収まるようにしないと,水があふれてきます。
左の写真はノズルのすぐ左にセットされているオーバーフロー用のドレンパイプらしいのですが,内部が汚れています。漂白剤に漬けましたが完全にきれいになりません。
ひらめいて結束バンドを挿入。回転させたり出し入れしたり。いい感じでキレイになりました。
ウォシュレットを復元して,タンクに注水。いったん抜きます。もう一度注水させて温まるのを待ってから今度はノズルから噴水させます。水になるまで噴水させて完了。
ウォシュレットは分解してノズル部分を重点にクリーニングしていますが,タンク内部までは通常考えていません。この形式のウォシュレットで勉強になりました。
奥さまは来月の10日が予定日とのこと。3人目のお子さんのご無事の出産をお祈りいたします。
2011年2月23日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:日記
エアコンとカーペット
名古屋の会社からの注文で,エアコンクリーニングとカーペットクリーニング+アルファのお掃除に行ってまいりました。
壁掛けエアコン2台を想定していましたが,4キロのエアコン1台。富士通のシェルフィードとなれば,完全分解できるかも。型式はAS-40BPD2Wで96年製。
分解できました。錆も抜いています。
熱交換器はというか,化粧板を外すとその中はホコリだらけでした。どういう風にこうなるのか分かりませんが,据付板のほうまでホコリだらけ。熱交換器はかなり黒粘着性の汚れ。一応ビフォーアフター。
あまり変わった気がしませんね。目で見た感じは劇的な変化でした。
エアコンクリーニングの形跡は感じませんでしたが,熱交換器はかなり触られていました。お客様が掃除機を当てていらしたのかもしれません。
普段エアコンのお手入れでお願いしたいのは,外せるフィルターです。熱交換器は見た目よりやわらかくすぐ変形します。フィンが横に倒れると空気の流れの効率が落ちます。一般のご家庭では,熱交換器に触れるのはやめたほうがよいと思います。実際業者である僕達も,洗いますが触りません。
さて,写真は撮っていませんが,格子つき窓の洗浄,粘着テープ跡多数の玄関ドア,砂埃堆積の非常口そのほかなど,地道な作業もあり。
カーペットを洗い始める前に,トイレ手洗い,トイレの便器に手を入れます。昔の陶器は磨くと光る魅力があります。最近のより丈夫な気がします。
さて,最後に主目的のカーペットに入ります。
オーブテック強力カーペットシャンプーを使用します。今回は温水20倍を下処理剤として使いました。その後ポリッシャーでブラッシング。ケルヒャーのpuzzi100でリンス。
カーボン系のシミがあり,残念ながら取れませんでした。通常の生活汚れにはかなり有効なんですけどね。
内容が当店で請け負っているハウスクリーニングに近く,業者間の取引ではありますがいくらか気持ちが楽です。当店の技術を上手に使って依頼先様の満足につながって欲しいと思います。
2011年2月21日|コメント (0)|トラックバック (0)